技術力に関する記事一覧
-
世界を魅了するINZAIの
激増する電力需要を支える挑戦2024/07/30
国内最大規模のデータセンターの集積が進み、「世界のINZAI」と注目を集める千葉県印西市。データセンターの誘致をはじめ、急速な地域開発による電力需要に対応するため、東京電力パワーグリッド株式会社(以下、PG)は千葉印西変電所および地中送電設備の新設工事を実施しました。最新機器の導入や工法の工夫・改善により、通常の新設工事と比べ約2倍のスピードで工事を推進し、2024年6月に運転を開始するという目標を達成。PGとして前例のないスピード工事に携わった4名の社員に、この工事の意義や想いをお聞きしました。
-
電力需給ひっ迫を乗り切る“最後の砦”!
存在感を増す「揚水発電」に託される新たな役割2023/04/26
2022年3月、東京電力サービスエリア内において、2012年の運用開始以来初めてとなる「電力需給ひっ迫警報」が経済産業省より発出されました。
この時、大規模停電の回避には、「揚水式水力発電(揚水発電)」が大きく貢献しました。さらに、揚水発電は再生可能エネルギーによる電力供給が拡大する中、安定供給を担う“調整力”としても注目を集めています。
そこで、揚水発電とはそもそもどういうものなのか? 通常の水力発電と何が異なるのか?
揚水式発電所の保守・管理業務を担う2人に話を聞きました。 -
国内初の「地産地消エネルギーシステム」
~再生可能エネルギー活用における新しい選択肢の誕生~2022/05/31
2020年4月、千葉県長柄町のリゾート施設「Sport & Do Resort リソルの森(以下、「リソルの森」)」で、国内初となる「地産地消エネルギーシステム」が導入されました。そのプロジェクトは、令和3年度の新エネ大賞において新エネルギー財団会長賞を受賞。TEPCO担当者を含むプロジェクトのキーパーソンが、立ち上げの背景やこれまでの軌跡を振り返りました。
-
遠隔ロボットを駆使した2つの廃炉プロジェクトが日本機械学会の「貢献表彰」を受賞2022/02/21
福島第一原子力発電所における遠隔ロボット技術を駆使した廃炉作業が、日本機械学会動力エネルギーシステム部門の「貢献表彰」を受賞しました。福島県双葉郡大熊町に本社を置く地元企業のエイブルによる1・2号機共用排気筒の上部解体工事、東芝エネルギーシステムズ(以下、「東芝」)による3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し作業が高く評価された結果で、いずれも目的に応じた特殊な遠隔ロボットを開発、それを活用してプロジェクトを完遂することができました。そこで今回は、両社と東京電力ホールディングスの担当者に2つのプロジェクトについて話を聞きました。
-
新エネルギーに挑む!
若手社員が語る洋上風力発電の魅力とは2021/08/16
東京電力リニューアブルパワーでは、海上の風を利用した「洋上風力発電」に力を入れています。日本国内で、将来性のある再生可能エネルギーとして注目されている洋上風力発電。その理由や現在の取り組み、そして洋上風力発電にかける思いについて、将来を担う若手社員3名が語りました。
-
東京2020オリンピック・パラリンピックを
会場で支える彼らが背負うもの、胸に秘めるもの2021/08/06
いよいよ幕を開けた東京2020オリンピック・パラリンピック。当社は、会場等への電力供給設備の安定的な運営を通じて、東京2020オリンピック・パラリンピックに貢献しています。前回・前々回お送りした会場外での取り組み(上野支社)に続き、今回はまさに競技が行われる会場で運営を支える3人のスペシャリストが登場します。
-
【前編】東京2020オリンピック・パラリンピックを支え、
そして皆さまの生活を支えるために2021/07/29
2021年7月23日。新型コロナウイルスの影響による1年間の延期を経て、ついに東京2020オリンピック・パラリンピック。東京電力は大会会場等へ電力を供給する設備の安定的な運営を行えるよう、これまで準備を進めてきました。
とりわけ多く、会場・関連施設を合わせて15カ所を管轄することになるのが、東京電力パワーグリッドの上野支社です。
今回はその第一弾。大会期間中は管轄エリア内の監視制御基地となる、通称「支部室」から大会を支える2人のメンバーが登場します。 -
EVが当たり前の世界をつくる
EVを通じた脱炭素社会をTEPCOがけん引2021/04/22
東京電力グループは、10年以上前から実業務にEVを先駆けて取り入れてきた企業であり、脱炭素社会の実現のためにさらなるEV推進に取り組んでいます。東京電力ホールディングス株式会社は、2019年10月に「EV推進室」を設置し、東京電力グループの業務車両の電動化を推進するとともに、企業や自治体等が利用している業務車両の電動化の推進や次世代のモビリティ社会を支える事業開発を行っています。また、同時期に、充電インフラ整備とサービス拡大を担う「e-Mobility Power」を中部電力株式会社と共同で設立しました。EV事業に取り組む社員に、現在の活動内容とEV推進への思いを聞きました。
-
再生可能エネルギー活用の要になる大容量定置型蓄電池「NAS電池」が再起動2021/04/20
再生可能エネルギーの普及やスマートグリッドの構築、さらにはデマンドレスポンスへの対応など、今後ますます広がりを見せる新たなエネルギーソリューションに貢献するNAS電池。
TEPCOは1984年に日本ガイシと共同で大容量定置型蓄電池「NAS電池」の開発に着手。世界初のMW(メガワット)級大容量蓄電池を実用化し、2002年に販売とリースをスタートし、負荷平準化に貢献してきました。その歩みを本事業に関わる社員に聞きました。 -
拓け、“超々高電圧”送電の新時代! 100万ボルト変電機器の開発&実証試験が「でんきの礎」顕彰を受賞2021/04/06
より多くの電力を、遠くまで効率よく送るために。東京電力パワーグリッドは多くのメーカーや官庁、研究機関とともにUHV(Ultra-High Voltage、超々高電圧)送電技術の確立に取り組んできました。要となるのは、100万ボルトの電圧に耐えられる変電機器の開発と、それが実用に耐えうるか否かを見定める実証試験。その技術が国際標準化にあたって大きく反映されることにもなったこの取り組みは2021年2月、一般社団法人電気学会の顕彰制度「でんきの礎」を受賞しました。本プロジェクトはどのような歩みを経てここまで来たのか? そして今後、どこに向かっていくのか? 携わってきた社員に聞きました。
-
活用アイデアの実証結果から見えた、EVが描く一歩先の未来とは2020/08/06
東京電力グループは、電気自動車(EV)等の「電動車両」の普及に向けて取り組んでいます。2017年には「EV活用アイデアコンテスト」を実施し、多岐にわたるアイデアを募集しました。選出されたアイデアの実証結果を追うとともに、これからの電動車両に寄せられる期待について、携わる社員に聞きました。
-
予兆を検知し、トラブルを防ぐ! リモート監視センター2019/01/21
2018年7月、東京電力フュエル&パワー内に、火力発電運営のさらなる最適化を目的として、リモート監視センター(DAC:Data monitoring & Analyzing Center)が新設されました。社会インフラに携わる発電事業の新たな柱として期待されているリモート監視センターの業務内容について、日々奮闘している二人の社員に聞きました。
-
複数の企業による共同プロジェクトで、
これまでにないマイクロ水車を利用した発電に挑戦2017/10/30
東京電力の経営技術戦略研究所では、広く社外から技術やアイディアを公募するなど、オープンイノベーションによる共同開発や研究を推進しています。その現場から、複数の企業による共同プロジェクトで小規模水力発電の効率化を目指す、新しい取り組みをご紹介します。
-
持続可能な社会を実現する、
電気自動車(EV)の新たな価値創造へ向けた取り組み2017/09/07
電気自動車(EV)の普及に向けて、黎明期からさまざまな研究開発に取り組んできた東京電力。現在では、急速に普及しつつあるEVを環境にやさしい移動手段とするだけでなく、バックアップとしての電源や新たな電力システムの構築にも活用するプロジェクトがはじまっています。今回は、そのプロジェクトを推進する東京電力の責任者と「EV活用アイデアコンテスト」で最優秀賞を受賞した、東京都市大学の太田豊先生との対話から、EVの新たな価値創造へ向けた取り組みをご紹介します。