廃炉に関する記事一覧
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原子力発電の安全性の向上へ
事故進展の状況を解き明かす2024/02/29
福島第一原子力発電所の事故の直接原因やその後の進展メカニズム等については、多角的な調査や分析により、その多くの事項を解明し、事故調査報告書や原子力安全改革プランを通して公表しています。 一方で、残されたデータ等の記録や廃炉の現場には、原子力発電の安全性の向上や、廃炉作業を安全かつ効率的に進めることに寄与すると考えられる、未確認・未解明事項が残っています。 当社は事故当事者の責務として、引き続き現場調査やシミュレーション解析等により全容を解明するためのプロジェクトに取り組んでおり、このプロジェクトで、調査や検証に携わる他、報告書の作成や社内外への公表、説明に携わる3名に話を聞きました。
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遠隔ロボットを駆使した2つの廃炉プロジェクトが日本機械学会の「貢献表彰」を受賞2022/02/21
福島第一原子力発電所における遠隔ロボット技術を駆使した廃炉作業が、日本機械学会動力エネルギーシステム部門の「貢献表彰」を受賞しました。福島県双葉郡大熊町に本社を置く地元企業のエイブルによる1・2号機共用排気筒の上部解体工事、東芝エネルギーシステムズ(以下、「東芝」)による3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し作業が高く評価された結果で、いずれも目的に応じた特殊な遠隔ロボットを開発、それを活用してプロジェクトを完遂することができました。そこで今回は、両社と東京電力ホールディングスの担当者に2つのプロジェクトについて話を聞きました。