環境・社会・ガバナンス(ESG)情報

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家庭用V2H「EIBS Va-1」

東京電力HDは、ダイヤモンドエレクトリックホールディングス株式会社の中核企業であるダイヤゼブラ電機株式会社(以下「ダイヤゼブラ電機」)と共同研究したV2H※1「EIBS Va-1(アイビス・ブイエーワン)」を、2025年に販売開始予定です。

V2Hは、EVに貯めた電気をご家庭で使用でき、エネルギーの経済的な利用やレジリエンスにも貢献し、EVの価値を高めます。「EIBS Va-1」は、ダイヤゼブラ電機の特許技術である、高効率と小型化を両立する絶縁双方向電力変換技術※2(DAB: Dual Active Bridge)を採用しています。既存V2Hの中でも、薄型軽量、省スペースでの設置を実現しています。

「EIBS Va-1(EPJ-S60EV)」の外観

本商品は、東京電力グループの株式会社エナジーゲートウェイがサービス提供する「AI最適制御」の機能を利用することができます。AI最適制御は、ご家庭における家電の使用状況やEVの利用実態を日々学習し、気象情報をもとにPVの発電量を予測することで、V2Hや蓄電池の充電・放電を自動でコントロールし、エネルギーの利用を最適化します。

また、気象警報をもとにEVや蓄電池への充電を優先して備えるなど、非常時も安心してお使いいただけます。
エネルギーの見える化アプリ「enenowa(エネノワ)」により、各ユニットの稼働状況や電気の使用状況が確認できます。

当社は、本商品を通じ、EVの普及促進とカーボンニュートラル社会の推進、レジリエンスの強化に貢献してまいります。

  • ※1  

    V2H:CHAdeMO方式を採用したVehicle to Home(V2H)を指し、EVへの充電に加え、EVからご家庭へ電気を供給する機器

  • ※2  

    絶縁双方向電力変換技術:直流電圧を所定の電圧から別の電圧へ変換し、かつ双方向での電力変換を可能にする技術

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多台数対応EV普通充電器

業務車両の電動化に取り組む中で、同一の敷地内で複数台のEVを充電する場合、電気設備や電気契約容量の大幅な増設を伴うケースが多く、コスト面への対応が課題となることがわかっています。

東京電力HDは、EV・プラグインハイブリッド車を複数台充電する際に使用電力を抑制する「多台数対応EV普通充電器(JW-EVSE-TPC01-0340)」の開発を行い、グループ会社を通じて2022年3月より販売を開始しました。

本製品は、複数台のEVを同時に充電する際に、各EVの充電電流を制御することで合計使用電力を抑制します。充電制御のための通信にローカル無線方式を採用することで、通信線の敷設や通信・サーバー利用料が発生しないほか、充電器自体に制御プログラムを組み込むことで外部制御装置を不要とし、工事費用の低減と、参考価格160,000円~/台(税込)というお求めやすい価格設定を実現しました。また、軽量コンパクトな設計と、一般的なEV充電用コンセントと同じピッチ(83.5mm)の取り付け穴を採用することで、既存のEV充電用コンセントからの置き換えも容易にしています。

  • ※ 

    別途、送信機(参考価格:60,000円~/台・税込)の設置が必要(1箇所につき1台)

当社は、投資・運用コストともに抑えることができる本製品を、事業所の構内や商業施設、集合住宅等の駐車場に多台数の充電器を設置される事業者さま・自治体さまにご提案します。

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「多台数対応EV普通充電器(JW-EVSE-TPC01-0340)」の外観
※コネクタホルダーは、本製品に含まれません

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