テレビの省エネ術
テレビの省エネのポイントは「お手入れ」と「明るさ・音量などの調整」です。最も快適な状態で番組や映画などを楽しみながら、消費電力量をカットするためのポイントを紹介します。
ホコリを軽く拭くだけで
画面の明るさをキープ
実践する時のポイント
- ・1週間に1回くらい、画面のホコリをサッと掃除
- ・定期的に本体まわりの通気口のホコリも掃除機で吸い出す
いつも観ていると気づきにくいのですが、テレビ画面にホコリが付着すると明るさが落ち、映像に見にくさを感じるようになります。「画面がちょっと暗いかな…」と思ったら、明るさを調整する前に、画面を掃除してください。できれば1週間に1回程度、サッとホコリを拭き取る程度でOKです。画面に傷をつけないよう、乾いた柔らかい布や、液晶専用のクリーニングクロスなどを使いましょう。
さらに念入りにお手入れを行う際には、電源を切り電源プラグをコンセントから抜いておくと安全です。また、本体が高温になることを避けるための通気口にもホコリが溜まりやすいので、定期的に掃除機などで吸い出すといいでしょう。こまめにお手入れをすることで、通常の電力量で本来のテレビの性能を発揮できるため、省エネにつながります。
画面の明るさは
部屋の照明に合わせて調整
実践する時のポイント
- ・画面が見にくく感じる時は、部屋の明るさを調整
- ・テレビに搭載された「明るさセンサー」も活用
画面を明るくしすぎたり、音量を大きくしすぎたりすると、そのぶん多くの電力を消費します。また、暗い部屋で明るい画面を見続けていると、目にも負担がかかってしまいます。暗くて見づらいと感じた場合は、画面の明るさを上げる前に、部屋の照明を調整してみましょう。製品によっては、部屋の明るさに合わせて画面を適切な輝度に調整する「明るさセンサー」を備えている場合もあります。
ちなみに、50V型の液晶テレビの画面の輝度を1割下げた場合、年間の電気料金が約581円おトクになります。(※1)
寝落ちしても安心な
「省エネモード」の活用を
実践する時のポイント
- ・一定時間操作がないとオフになる機能を活用
- ・寝落ちして「朝までつけっぱなし」を防止
「明るさセンサー」以外にも、今のテレビには様々な省エネ機能が搭載されています。例えば、一定時間信号がない時に自動でオフになる「無信号自動OFF」や、一定時間操作をしないとオフになる「無操作自動OFF」など(省エネ機能の名称や具体的な機能はメーカーによって異なります)。これにより、テレビをつけたまま寝落ちしてしまった場合などでも、そのままつけっぱなしで無駄な電力を消費することがなくなります。
なお、50V型の液晶テレビの視聴時間を1日1時間減らした場合、年間の電気料金が約895円おトクになります。(※1)こうした便利な機能もうまく活用しながら、無理せず省エネしましょう。
テレビ選びの
ポイントをチェック!
最近のテレビは、Netflixなどを映せるネットワーク連携機能を備えていたり、4Kや8Kなどの高解像度の機種が登場していたりと、多彩なライナップが揃っています。テレビの買い替えサイクルは10.7年(※2)。そろそろ買い替え時期かな? と思ったら、ぜひ「機器選びのポイント」もチェックしてみましょう。
「テレビ選びのポイント」をチェックする
2002年に「TVチャンピオン」のスーパー家電通選手権で優勝。現在は家電王として動画「くらしのラボ」をFacebookとYouTubeで毎週配信中!