TEPCOのガスは安全・安心
〔 安定したガス供給基盤 〕
東京電力グループは、火力発電用燃料として年間約2,300万トンのLNG(液化天然ガス)を輸入しています。 これは、日本の企業としてはNo.1のLNG輸入量です。
※2017年度実績 当社調べ
輸入したLNGは、京葉地区では富津、袖ヶ浦の2か所、京浜地区では東扇島、根岸の2か所に設けたLNG受入基地にて保管しています。また、気化させたガスを東京湾内の8つの火力発電所に供給するため、合計100kmにも及ぶガス導管を整備。これらのガス導管は、原則的に2系統確保することで供給力の信頼性を高めています。こうしたLNGの豊富な輸入実績と高信頼のインフラ設備が、当社のガス販売を支える基盤となっています。
〔 安心のガス販売実績 〕
当社がガス販売を開始したのは2001年。電気・ガスの事業制度改革の進展に合わせて、発電所に近い京葉・京浜コンビナートのお客さまに直送販売するかたちで事業を始めました。
具体的には、コンビナートエリアでの発電用などに使用する熱量調整しないガスが中心でした。
その後、東京ガスのネットワークを活用した13Aガス(都市ガスの一種)の販売、タンクローリーによるLNG(液化天然ガス)販売などに事業を拡大し、現在では年間100万トンを超える販売実績を上げています。
〔 ガス保安範囲について 〕
ご契約いただいたお客さまには、東京電力エナジーパートナーが小売事業者として消費機器の調査を行います。 エネルギーのプロとして、これまでに培ったノウハウを活かしてお客さまの安全をお守りします。
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保安範囲について
※ガス漏れなどの緊急時には、従来と同じく、ガス導管事業者が対応を行い、東京電力エナジーパートナーは連携・協力を行います。
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自由化前後の定期調査について
自由化後は、ガス栓までのガス管の定期点検と消費機器の定期調査の実施事業者が下図のようになりますので、それぞれの調査時期が異なることもございます。
- 例)
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ガス栓までのガス管の定期点検→2022年4月1日(実施事業者:東京ガスネットワーク)
消費機器の定期調査→2022年5月1日(実施事業者:東京電力エナジーパートナー)
※ガス給湯器等の消費機器の定期調査は、東京電力エナジーパートナーが実施いたします。
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消費機器調査 (1回/4年)
法令で定められている消費機器調査(1回/4年)は東京電力エナジーパートナーと業務提携している消費機器調査員がお伺いします。
(お客さまから調査費用をいただくことはありません)
調査に伺う前に、調査予定日を記載したハガキをお送りいたしますのでご確認ください。 -
安全に関するお知らせ (1回/1〜2年)
安全周知のリーフレットまたはパンフレットを用いて、ガスを安心してお使いいただくための使用上の注意事項をお知らせしますので、内容をご確認ください。 ※ガス使用開始時の調査等にて安全周知のリーフレットまたはパンフレットを直接お渡しする場合もございます。
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定期調査案内ハガキ例(東京ガスエリア)
※東京電力エナジーパートナーは東京ガスエリアの消費機器調査を東京エナジーアライアンス株式会社に業務委託しております。
※お客さまのお住まいのエリアにより、お問い合わせ電話番号が異なります。お届けしているハガキ(または、訪問票(不在票))をご確認ください。
※ご案内はハガキのみで、こちらからお電話することはありません。
もしもの時の対応
- 地震のとき
- ガスが止まったら
- ガスが臭い
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地震のときは、身の安全を最優先に
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まずは身の安全を確保しましょう。
まずは机の下に身を隠すなどをしてください。
震度5相当以上の地震の場合は、ガスメーター
(マイコンメーター)が自動的にガスをしゃ断し
ます。あわてず落ち着いて行動しましょう。 -
揺れがおさまったらガスの火を消してください。
ガス機器を使用していた場合、ガス機器のスイッチを止めて、
ガス栓を閉めてください。
地震のあと、ガスをふたたび使うときは
次のことを確認してください。
- ガス機器周囲でガスの臭いがしないか
- ガス機器本体に変形・破損など異常がないか
- 煙突式などの屋内外の給排気設備に異常がないか
(はずれ・凹み・穴あきがないか目視で確認してください。)
- ガス接続具が正しく接続されているか
(接続具に外れないか目視確認してください。)
- ガス接続具が正しく接続されているか
- 異常を確認した場合は、火災や一酸化炭素中毒など、事故のおそれがありますので、メーカーや販売店などへ点検・修理を依頼するとともに、一般ガス導管事業者へご連絡ください。
- ガス機器を使用していて目がチカチカしたり、気分が悪くなったり、不快な臭いがした場合は、ただちにガス機器の使用を中止し、修理の手配をしてください。
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ガスが出ないときは、ガスメーターを確認
ご家庭の全てのガス機器が使えない場合は、ガスメーターの表示ランプを確認してください。
点滅している場合は、 周囲がガス臭くないことを確認 してから、復帰の手順を行ってください。
万一ガス臭い場合は、復帰の手順を行わず、すぐに一般ガス導管事業者へ連絡してください。ガスメーターには、次のような場合に安全装置が働いて自動的にガスを止める機能があります。
安全装置が働いた場合、表示ランプ(赤)が点滅します。- 大きな地震が発生した場合
- 多量にガスが漏れた場合
- ガスの圧力が所定の値より低くなった場合
- 機器を長時間使用した場合 ※
- ※お湯を沸かしすぎや鍋がこげるのを防止するものではありません。
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復帰の手順
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- 器具栓を閉じるか、運転スイッチを切り、すべてのガス機器を止める。
屋外の機器も忘れずに。 - 使っていないガス栓は閉まっていることを確認してください。このときメーターガス栓は閉めないでください。
- 器具栓を閉じるか、運転スイッチを切り、すべてのガス機器を止める。
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- 復帰ボタンのキャップを手で左に回し、キャップを外す。
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- 復帰ボタンを奥までしっかり押して、表示ランプが点灯したらすぐに手を離す。
- 復帰ボタンが元に戻り、表示ランプが再点滅します。
その後、キャップを元に戻しておきます。
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- 約3分間お待ちください。
- この間ガス漏れがないか確認していますので、ガスを使わないでください。3分経過後に、再度ガスメーターをご確認いただき、表示ランプの点滅が消えていれば、ガスが使えます。
※3分経過後も、ガスが止まったままで表示ランプが点滅している場合は、ガス機器の止め忘れやガス漏れが考えられますので、もう一度ガス栓の閉め忘れやガス機器の止め忘れがないか確認してください。
※正常に復帰しない場合や、不明な点がある場合は一般ガス導管事業者へ連絡してください。 -
ふだんからガスメーターの
位置を確認してください-
マンション・アパートの場合
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一戸建ての場合
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ガス臭い場合はすぐに連絡!
ガス警報器が作動したり、ガス臭いと感じたときは、すぐに一般ガス導管事業者へご連絡ください。
ガス臭いと感じたときの手順
- もしものために暮らしを見張ります 一般ガス導管事業者の主な保安体制
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365日・24時間保安体制・・・
ガス漏れ、ガス事故などの緊急時に備えて、係員と緊急車が常時待機しています。 -
保安点検・・・
法令に基づき定期的にお客さま宅にお伺いし、ガス漏れ点検の調査を行っています。
ガス保安に関するご案内
都市ガスを安全にご利用いただくためのご注意事項などを掲載しています。
ガス保安リーフレット
保安レベル向上への取り組み
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保安管理体制
ガスの保安、ガスの設備・機器の修理・販売を行うパートナー企業と保安管理体制を構築し、ガスを安心してお客さまにお使いいただけるように保安活動の推進・展開をしています。 -
地震などの大規模災害
一般ガス導管事業者(東京ガス他)と、組織・体制、連携体制、教育・訓練等で連携しエネルギー供給事業者の責任を果たすべく体制を構築しております。
発生時の保安体制 -
保安教育・訓練
保安業務従事者・当社ガス事業に係るメンバーに対して、保安教育および防災訓練の実施や、保安業務に関する資格取得を推奨するなど、お客さま保安レベルの向上に尽力します。
「ガスと暮らしの安心」運動の実施
「ガスと暮らしの安心」運動
安全に使うポイント
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ガス・CO警報器
万一ガス漏れ等が発生した場合、ランプと警報音でお知らせするガス警報器の設置をおすすめします。有効期限が過ぎる前にお取替えが必要です。
当社ではガス警報器リースサービス「TEPCOみはりばん」をご提供しております。 詳しくは こちら
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換気
換気しない場合、燃焼に必要な空気(酸素)が不足して不完全燃焼となり、一酸化炭素中毒の原因となるおそれがあります。1時間に1~2回程度新鮮な空気に入れ替えましょう。 -
ガス機器の接続
接続器具をガス機器・ガス栓へつなぐときは、形状やサイズを確認し、それぞれに合ったものを使用してください。 -
ガス機器のお手入れ
- 取扱説明書をよく読み、安全な使用や日常管理の方法を確認しましょう。
- ガス機器や給排気設備は、ときどき清掃、点検しましょう。