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家電王中村 剛監修

調理家電の省エネ術

調理の手間を省き、省エネにもつながる調理家電。特に、共働きで平日に料理を作ることが難しい場合は、便利な調理家電を上手に使った「まとめ調理&作り置き」がオススメです。

省エネ術
1

電子レンジをうまく使って
効率よく「まとめ調理」を

野菜(葉菜)の下ごしらえを電子レンジに変えると 年間約940円 おトクに

実践する時のポイント

  • ・温めだけでなく「調理」にも活用
  • ・食材を小さく均一にカットし、加熱のムラをなくす

電子レンジは、ガスコンロに比べ、加熱時のエネルギー効率が良い家電です。そのため、料理を温めるだけでなく、調理時にうまく使うことでコストを下げられます。

例えば、野菜の下ごしらえをガスコンロから電子レンジに変えると「葉菜(ほうれん草、キャベツ)」の場合で約940円、「果菜(ブロッコリー、カボチャ)」の場合で約1000円、「根菜(ジャガイモ、里芋)」の場合で約860円、年間の光熱費がおトクに(※1)。特に、ニンジンなど硬めの野菜を炒める場合などは、レンジで加熱してからIHクッキングヒーターにかけると省エネにつながるだけでなく、調理時間も短縮できます。

また、食材の切り方や冷凍保存の方法を工夫することで“解凍ムラ”をなくすのもポイントです。食材が大きすぎたり、厚みがバラバラだったりすると、加熱に余計な時間がかかります。そのため、食材はなるべく小さく均一にカットし、冷凍保存する際はできるだけ厚みを揃えましょう。

CHECK!

食材に味をつけてから
冷凍保存すると効率的

最近の電子レンジは、作り置きや冷凍保存の利便性を考えた機能が充実しています。食材を解凍せずにそのまま調理するメニューを備えたオーブンレンジも。そのため、肉や魚を味付けしてから冷凍保存しておくのがオススメです。使う際、すぐに電子レンジにかけることができるため、解凍してから下味をつけて調理する手間が省けます。週末などにまとめて作り置きしたい場合は、こうした最新の電子レンジをうまく活用すると効率的です。

省エネ術
2

ごはんは“まとめ炊き”で
1膳ずつ冷凍保存

炊飯器で保温するよりも食べるときに電子レンジで加熱した方が省エネ

実践する時のポイント

  • ・余ったごはんは保温せず、食べる時に再加熱を
  • ・「冷凍ごはんモード」でおいしく作り置き

ごはんが余った場合は炊飯器で保温するより、食べる時に電子レンジで温めなおしたほうが経済的(※2)。まとめて炊いて冷凍保存する場合も、炊き上がったらなるべく早めにラップし、粗熱がとれてから冷凍庫に入れましょう。1膳ずつ小分けに保存しておけば、食べるぶんだけ解凍できて便利です。

最新の炊飯器は、冷凍ごはんを再加熱した場合でもおいしさが損なわれない「冷凍ごはんモード」を搭載した製品も増えています。また、冷蔵庫のなかには炊き立ての味を閉じ込める急速冷凍機能を備えたものもあります。これらもうまく活用して、おいしく作り置きを。

省エネ術
3

数日分のおかずを
自動調理鍋で作り置き

加熱中はほったらかしでOK

実践する時のポイント

  • ・他の用事をしながら、ほったらかし調理
  • ・専用の食材キットも上手に活用

切った食材や調味料を入れ、ボタンを押すだけで調理できる自動調理鍋。加熱中は基本的にほったらかしでOKなため、他の用事をしながら様々な料理を作ることができます。なかには、内鍋が回転して食材を加熱ムラなく調理できたり、煮る、焼く、炒めるだけでなく揚げ物にも対応した製品もあり、自動調理のバリエーションが広がっています。

週末などに自動調理鍋をフル稼働し、数日分のおかずをまとめて作り置きしておくと、共働きでも無理なく自炊ができてオススメ。なお、近年は自動調理鍋専用の食材キットを自宅に届けてくれるサービスもあり、家事の手間を大幅に減らしてくれます。

省エネ術
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電気ポットは長く保温せず
使う時に再沸騰を

「保温」は意外とコスト高 長時間使わない時は「保温」よりも「再沸騰」を

実践する時のポイント

  • ・長時間使わない時は保温せず、プラグを抜いておく

お湯を沸かす際はコンロより、電気ポットを使ったほうが経済的です。ただし、保温タイプの電気ポットの場合、余ったお湯を使わないのに保温しておくと無駄な電力を消費してしまいます。基本的にはプラグを抜いておき、使う時だけ再沸騰させましょう。なかには、お湯が冷めにくい省エネタイプの製品もあります。

なお、電気ポットで沸かした2.2Lのお湯を約半分使い、残りを6時間保温した場合と、いったんプラグを抜き、使う時に再沸騰させた場合を比較すると、後者のほうが年間の電気料金が約3330円おトクになります(※3)。

家電王
中村 剛 なかむら つよし

2002年に「TVチャンピオン」のスーパー家電通選手権で優勝。現在は家電王として動画「くらしのラボ」をFacebookとYouTubeで毎週配信中!