電磁波にはさまざまな種類があり、様々なところで使われています。

【電磁波の種類と用途】

分類 名称 周波数[ヘルツ]* 用途
放射線 ガンマ線 3×1016以上 ガンマ線(放射線)治療
エックス線 レントゲン検査、非破壊検査
紫外線 3×1015~16 殺菌灯、日焼けサロン
可視光線 3×1013~15 光学機器
赤外線 3×1012~13 赤外線リモコン、ヒータ
高周波
(電波)
サブミリ波 3×1011~12 ボディスキャナ
マイクロ波 3×108~11 テレビ放送、電子レンジ、携帯電話、無線LAN、衛星放送(BS・CS)、レーダ、スマートメーター
超短波 3×107~8 FMラジオ放送、航空管制
短波 3×106~7 ICカード、国際放送、ラジコン
中間周波
中波 3×105~6 AMラジオ放送
長波 3×104~5 道路交通情報ビーコン
超長波 3×103~4 IH調理器、潜水艦用通信
極超長波 3×102~3 地中探査
超低周波 超低周波 1~300 電力設備、家電製品
* 周波数[ヘルツ]:1秒間に繰り返される波(1サイクル)の回数

矢印

日本の電力の商用周波数は、50ヘルツ、60ヘルツです。
50ヘルツ、60ヘルツの周波数の電磁波には次の性質があります。

〔物理的性質〕

  • 発生源に流れる電流に比例して大きくなる。
  • 発生源から離れるほど小さくなる。

〔人体への影響〕

  • 人体に蓄積されない。
  • 遺伝子を傷つける力はない。
  • 身の回りの電磁波よりもはるかに高いレベルの磁界(5,000マイクロテスラ程度以上)を 一度に浴びると、体内に電流が流れて神経や筋肉等が刺激され、ピリピリ・チクチクといった症状がでることがある短期的影響)。
    *このように、外部の磁界をうけて体内で電流が流れることを電磁誘導作用という。

送電線周辺の磁界分布のイメージ

<参考>1マイクロテスラ(μT)=10ミリガウス(mG)

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