電圧フリッカについて
電圧フリッカとは
電圧フリッカとは、電線路の電圧が繰り返し変化することで、家庭などの照明が明るくなったり暗くなったりを短い時間に繰り返す現象です。
従来はアーク炉や溶接機といった電気を大量に使用する機器が主流で発生しておりましたが、最近では太陽光発電用パワーコンディショナ(PCS)に備えられている、電線路が停電時に発電機を電線路から切り離す機能の設定により発生することがあります。
※太陽光発電設備やお客さまのご使用されている機器そのものに問題はございません。
電圧フリッカ抑制のための対策について
電圧フリッカの原因は主に、アーク炉・溶接機等によるものと、太陽光発電用パワーコンディショナ(PCS)の設定によるものがあり、当社ではそれぞれのお客さまに対策をお願いしております。
アーク炉・溶接機等によるもの
電圧フリッカの原因の1つであるアーク炉・溶接機等では、電気を大量に使用することによる電流の急変により、電圧に変動が生じるため、電圧フリッカが発生することがあります。
当社では、電圧フリッカの原因となるお客さまに対して、従来より電圧フリッカ対策装置の設置をお願いしております。
太陽光発電用パワーコンディショナ(PCS)の設定によるもの
最近の電圧フリッカの原因の1つである太陽光発電用パワーコンディショナ(PCS)の機能(電線路が停電時に発電機を電線路から切り離す機能)の設定について、当社では、電圧フリッカの抑制を目的として太陽光発電所事業者さまに、設定変更のご協力をお願いさせていただくこととしております。
- ※ 太陽光発電用パワーコンディショナ(PCS)
- 太陽光パネルで発電した直流電力を交流電力に変換します。
- また、電線路の停電または発電設備の故障を検出し、電線路から太陽光発電設備等を切り離し、安全を確保いたします。
また、太陽光発電事業者さまによるPCSの設定変更につきましては、経済産業省資源エネルギー庁より下記の周知がなされております。
- 資源エネルギー庁:
(2020/2/4)東京電力エリアの電圧フリッカ発生地域における10kW以上の低圧太陽光発電事業者の皆さま
(2021/12/21)東京電力エリアにおけるPCSを用いた発電設備を有する発電事業者の皆さま
<よくあるご質問>
よくあるご質問はこちら