株式会社東光高岳における同社全製品総点検で新たに判明した不適切検査と当社事業への影響について
2021年10月29日
東京電力パワーグリッド株式会社
当社グループ会社である株式会社東光高岳(東京都江東区、代表取締役社長:一ノ瀬貴士、以下「東光高岳」)において、一部製品の不適切検査が行われていたことについて、これまで2回お知らせしております。(2021年8月27日および9月8日お知らせ済み)
東光高岳では、現在、同社全製品に対して同種事案の有無を確認する総点検を行っているところですが、この度、当社に納品されている自動開閉器用遠方制御器の一部の機種において、当社との契約・仕様で定めている試験を実施していなかった新たな不適切検査が2件あったことが判明し、本日、東光高岳が公表しております。
1. 受入検査の一部不適切な取り扱い
受入試験の計測情報保存機能試験を実施していないのに、試験成績書には「良」の記載をしていた。
2. 抜取検査の未実施
年に1回2台実施すべき抜取試験を実施していない年度があった。
なお、当社は、本件の対象製品について、東光高岳から他の試験等で安全・機能・性能を確認していると報告を受けており、当社としても電気の安定供給に支障はないと判断しております。
当社は、東光高岳において新たに不適切検査が判明し、関係者の皆さまにご心配をおかけしましたことを重く受け止めるとともに、同社に対し、これまでに判明した不適切検査の原因を踏まえて同社が公表した再発防止策の徹底を求めてまいります。
なお、東光高岳から当社に納品されている対象製品の実績は以下のとおりです。
〇 納品実績
機種 | 納品実績 |
---|---|
自動開閉器用遠方制御器 (受入検査の一部不適切な取り扱い) |
3機種・14,072台 |
自動開閉器用遠方制御器 (抜取検査の未実施) |
4機種・27台 |
<参考>
以 上