株式会社東光高岳における一部製品の不適切検査と当社事業への影響について
2021年8月27日
東京電力パワーグリッド株式会社
当社グループ会社である株式会社東光高岳(東京都江東区、代表取締役社長:一ノ瀬 貴士、以下「東光高岳」)の小山事業所で製造しているキュービクル形ガス絶縁開閉装置(C-GIS)およびガス絶縁開閉装置(GIS)において、JEC規格※に基づく受入試験(納品に際して行う試験)の一つである部分放電試験を規格と異なる要領で実施し、試験成績書へ記載する不適切検査があったことが、東光高岳の社内調査で8月23日に判明し、本日、東光高岳が公表しております。
※一般社団法人電気学会の電気規格調査会(Japanese Electrotechnical Committee)が定める規格
本件について、東光高岳からは、部分放電試験以外の試験等で安全・機能・性能を確認していると報告を受けております。また、当社においても法令に基づく耐電圧試験により健全性を確認しており、今回判明した不適切検査によって電気の安定供給に支障が発生することはないと判断しております。
当社は、本件を重く受け止めるとともに、お客さま、投資家の皆さまをはじめとする関係者の皆さまにご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。今後、当社といたしましても東光高岳に対し、本件の原因究明の報告と再発防止の徹底を求めてまいります。
なお、東光高岳から対象製品が当社に納品されている実績は以下のとおりです。
〇 納品実績
機種 | 納品実績 |
---|---|
72/84kV キュービクル形ガス絶縁開閉装置(C-GIS) 製造年2000年~2021年 |
対象無し |
72/84kV ガス絶縁開閉装置(GIS) 製造年1997年~2021年 |
517回線 |
120kV、168kV ガス絶縁開閉装置(GIS) 製造年1994年~2021年 |
25回線 |
- ※ 当社への36kVガス絶縁開閉装置(GIS)の納品実績が無い事が判明したことから削除(2021年9月8日)
<参考>
以 上