バングラデシュ人民共和国ダッカ カウランバザール地下変電所建設事業に関わるコンサルティング業務の契約締結について
~東電設計初の海外における本格的地下変電所建設工事エンジニアリングサービスの受託~

2019年3月26日
東電設計株式会社
東京電力パワーグリッド株式会社

 東電設計株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長 大河原 正太郎、以下「東電設計」)、および東京電力パワーグリッド株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 金子 禎則、以下「東電PG」)は、昨日、バングラデシュ人民共和国(以下、「バングラデシュ国」)の配電事業会社であるダッカ配電会社(Dhaka Power Distribution Company Ltd.、本社:ダッカ、代表取締役社長 ビカシ デワン、以下「DPDC社」)と地下変電所建設プロジェクトに関するエンジニアリングサービスの契約を締結することに合意し、DPDC本社にて、契約締結の調印式を行いました。

 本プロジェクトは、国際協力機構(JICA)による円借款貸付契約※1の対象事業の1つで、これまでに東電PGと東電設計は既にダッカ電力供給会社(DESCO社)向けの地下変電所建設事業(グルシャン地区)に関わるエンジニアリングサービスの受託をしており(2019年2月21日お知らせ済み)、今回はカウランバザール地区の地下変電所建設プロジェクトに関わるエンジニアリングサービス業務となります。

 人口密度が非常に高く、近年、電力消費量が急増しているバングラデシュ国の首都ダッカに同国初となる地下変電所を建設することで電力供給の安定化および電力需給状況の改善を図り、経済成長の促進に寄与することが期待されます。今後、DPDC社は地下変電所上部を商業施設として活用する計画があり、設備不燃化のため日本固有の技術であるガス絶縁変圧器を導入する予定です。

 東電設計は1963年のインドの火力発電所建設支援に始まり、56年間にわたり65カ国以上で海外事業に取り組んでまいりました。今回、東電設計が主体となって受注する海外で初の本格的な地下変電所建設工事に関わるエンジニアリングサービスとなります。
 東電PGは海外事業の拡大を成長戦略の大きな柱の1つと考えており、国内での送配電事業で培った設備計画・構築、運用ノウハウ等の技術の活用、再生可能エネルギーの導入・促進に資する技術、また、エネルギーデータを応用した新サービスの開発で得た知見等を活かし、更なる海外事業の拡大に挑戦してまいります。

 バングラデシュ国は、政府開発援助(ODA)等を通じて、海外事業の拡大が期待できる国の1つであり、東電設計は2018年10月にバングラデシュ支店(支店長 前田 直弘)を設立し、営業・実施支援体制を強化しました。今後も東京電力グループで連携をさらに強化しバングラデシュ国の信頼度の高い電力供給の実現に貢献してまいります。

※1 国際協力機構を介して日本政府から発展途上国政府へ、インフラ整備を目的として行われる長期低金利の資金貸付

以 上

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