2019年2月21日
東京電力パワーグリッド株式会社
東電設計株式会社

 東京電力パワーグリッド株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 金子禎則、以下「東電PG」)および東電設計株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長 大河原正太郎、以下「東電設計」)は、昨日、バングラデシュ人民共和国の配電事業会社であるダッカ電力供給会社(Dhaka Electric Supply Company Limited社、本社:ダッカ、会長 ムハメド マハブドゥ ウル アラム、以下「DESCO社」)と地下変電所建設プロジェクトに関するコンサルタント業務の契約を締結することに合意し、DESCO社本社にて、契約締結の調印式を行いました。

 本プロジェクトは、国際協力機構(JICA)による円借款貸付契約※2の対象事業の1つです。人口密度が非常に高く、近年、電力消費量が急増しているバングラデシュ人民共和国の首都ダッカに同国初となる地下変電所を建設することで電力供給の安定化および電力需給状況の改善を図り、経済成長の促進に寄与することが期待されます。
 今後、DESCO社は地下変電所上部を商業施設として活用する計画があり、設備不燃化のため日本固有の技術であるガス絶縁変圧器を導入することを決定しております。

 また、本プロジェクトは東電PGとして初めて海外建設プロジェクトの入札・工事監理を含めたコンサルタント業務を実施する案件です。東電PGは、40年以上に渡る地下変電所の設計建設と運転保守の経験で培った技術力ならびに、世界有数の都市である東京の電力ネットワークを建物・道路等の地下を活用しながら計画的に拡充してきたノウハウを適用することで、世界でも有数の人口密度を誇る首都ダッカに高品質かつ信頼度の高い電力供給の実現に貢献できると考えております。
 本プロジェクトには、東電PGから基幹系電力設備の設計・建設に関する豊富な経験を有する技術者、東電設計から国内外でのエンジニアリングサービス提供に関する豊富な知識と経験を有する技術者を選定し、業務を実施いたします。

 東電PGと東電設計は、海外事業の拡大を成長戦略の大きな柱の1つと考えており、国内での送配電事業で培った設備計画・構築、運用ノウハウ等の技術の活用、再生可能エネルギーの導入・促進に資する技術、また、エネルギーデータを応用した新サービスの開発で得た知見等を活かし、更なる海外事業の拡大に挑戦してまいります。

※1 エンジニアリングサービスの略
※2 国際協力機構を介して日本政府から発展途上国政府へ、インフラ整備を目的として行われる長期低金利の資金貸付

以 上

別紙

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    ~東京電力パワーグリッド初の海外ES※1コンサルティング事業受託~