新座洞道火災事故の「電気関係事故報告」ならびに経済産業省からの指示に伴う緊急点検結果報告書の提出について
2016年11月10日
東京電力パワーグリッド株式会社
2016年10月12日午後3時30分頃、当社設備の影響(埼玉県新座市野火止付近の洞道火災)によって、東京都の一部地域において発生した停電により、お客さまをはじめ広く社会の皆さまに大変なご不便とご迷惑をお掛けしたことを心よりお詫び申し上げます。
当社は、本日、事故現場の状況や推定原因等を取りまとめた「電気関係事故報告」および経済産業省からの指示に伴う緊急点検結果についての報告書を同省に提出いたしましたのでお知らせいたします。
今回火災事故のあった洞道内に敷設されているOFケーブルの調査を実施したところ、城北線3番黒相※のケーブル接続部の鋼管が内部から膨れ、破裂していることを確認しました。
破裂した詳細原因については今後調査してまいりますが、現時点では何らかの原因により城北線3番黒相のケーブル接続部にて絶縁破壊が起きたことで、火災が発生し、その後他のケーブルに延焼し、停電が発生したものと推測しております。
また、経済産業省からの指示に伴う当社サービスエリア内の154kV以上のOFケーブル緊急点検の結果、異常は確認されておりません。
当社は、今後、当該洞道内に敷設されているOFケーブルの分解調査等を実施し、原因究明、ならびに徹底した再発防止策を行うことで、二度と同様の事故が発生しないよう、電気の安定供給に努めてまいります。
以 上
※黒相・・・送電線を構成する3本のケーブルのうちの1つ。
◯添付資料