2016年8月23日
東京電力パワーグリッド株式会社

 電気をご使用される皆さまの電気使用量データのお知らせの遅延等により、当社と託送契約を締結している小売電気事業者さまおよび電気をご使用される皆さまに対し、ご迷惑とご心配をおかけしておりますことを心よりお詫び申し上げます。

 当社は、2016年6月17日に電力・ガス取引監視等委員会から「電気使用量の確定通知の遅延(業務改善勧告)」を受領し、同状況および対策等について取りまとめ、7月1日に同委員会に報告し、7月22日、8月5日に検証結果とそれに基づく追加対策等の改善計画を同委員会へ報告しております。

2016年7月1日7月25日8月5日お知らせ済み)

 8月22日、改善計画の実施状況ならびに追加対策の効果検証を取りまとめ、同委員会に報告いたしましたので、お知らせいたします。

 電気使用量データのお知らせが遅延しているものは、8月19日時点で約1.9万件発生しております(託送業務システムにて小売電気事業者さまにお知らせすべき電気使用量データは、全体で約402.9万件であり、約0.5%の遅延が発生)。
 また、このシステムの不具合などを受け、月間の電気使用量データをお知らせできていても、契約電力算定結果内訳帳票(月間のピーク電力等)のお知らせが8月19日時点で約3.5万件遅延しています。

 電気使用量データのお知らせの長期にわたる遅延等は、当該小売電気事業者さまおよび電気をご使用される皆さまの生活・社会経済活動にご迷惑をおかけすることはもとより、契約切替に対するご不安など、電力小売全面自由化をはじめとする新たな電気事業制度への広く社会の皆さまのご期待を損ねることとなりかねません。
 こうした状況を一日も早く解消するため、報告した追加対策を着実に実施することにより、8月末には、計器故障等を除いて、各検針日から7営業日以内でのお知らせを実施できる見込みです。また、現在までにお知らせできていない7月までの検針分についても、9月中旬にはお知らせの遅延を解消してまいります。

 当社は、電気使用量データ等のお知らせの遅延を解消すべく、引き続き全力で取り組んでまいります。

※報告した内容については添付資料を参照

○ 添付資料

(電力・ガス取引監視等委員会からの勧告内容)
1.本件確定通知遅延について具体的かつ効果的な改善計画(特に、貴社と託送契約を締結している小売電気事業者及び小売電気事業者の顧客との関係での対応方針を含むもの。)を策定し、また、それを実現するための体制を整え、その根拠とともに本年7月1日までに当委員会に提出すること。
2.上記1の改善計画について的確に実施し、少なくとも本年7月1日を始期として毎月2回検証を行うとともに、当該検証後1週間以内にその結果を当委員会に報告すること。なお、報告の終期については、当委員会が別途通知することとする。

以 上

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