系統混雑緩和に資する系統用蓄電池運用の試行的取り組みの開始について
2023年8月8日
東京電力パワーグリッド株式会社
当社は、太陽光を中心とした再生可能エネルギー発電設備の大量導入により電力系統の容量が逼迫する課題に対して、当社エリア内における特定の配電系統を対象に、系統用蓄電池を用いた配電用変電所の混雑緩和の試行的取り組み(以下、「本試行的取り組み」)を開始いたしますので、お知らせいたします。
当社は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「電力系統の混雑緩和のための分散型エネルギーリソース制御技術開発」※1(以下、「NEDO事業」)に共同採択※2され、2024年4月から栃木県那須塩原市においてフィールド実証を行う予定としており、(2022年6月23日お知らせ済、2023年3月16日お知らせ済)国の審議会※3において整理された本試行的取り組みについては、当該NEDO事業の対象系統において実施いたします。
本試行的取り組みにご参加いただける事業者さまのうち、NEDO事業の主旨にご賛同いただき、かつNEDO事業のフィールド実証開始までに各種条件が整う場合には、NEDO事業との連携についてご相談させていただきたく場合がございます。
本試行的取り組みにおける適用対象、適用条件およびお申し込み方法については別紙1をご参照ください。また、お申し込みの際は、通常のお申込書類、別紙1「III.適用条件.6」に記載の遠隔監視・制御機構の具備に関する技術資料(任意書式)および別紙2を併せてお申し込みください。別紙2がない場合は、通常のお申し込みとなりますことをご承知おきください。
なお、対象系統の本試行的取り組みに関する応募について、8月25日(金)より受付を開始いたします。
- ※1
NEDO電力系統の混雑緩和のための分散型エネルギーリソース制御技術開発:
https://www.nedo.go.jp/activities/ZZJP_100237.html - ※2
NEDO事業共同事業者:
東京電力パワーグリッド(株)、学校法人早稲田大学、(株)三菱総合研究所、関西電力送配電(株)、京セラ(株)、国立大学法人東京大学、中部電力パワーグリッド(株)、東京電力エナジーパートナー(株)、東京電力ホールディングス(株)、三菱重工業(株) - ※3
第46回 総合資源エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会 新エネルギー小委員会/電力・ガス事業分科会電力・ガス基本政策小委員会 系統ワーキンググループ
別紙
以 上