シンガポール国での地下変電所建設プロジェクトに関わるコンサルタント業務の契約締結について
~東南アジアで初となる230kV地下変電所建設プロジェクトの技術支援を実施~
2021年8月23日
東京電力ホールディングス株式会社
東京電力パワーグリッド株式会社
株式会社関電工
東京電力ホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、代表執行役社長:小早川 智明、以下「東京電力HD」)は、東京電力パワーグリッド株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 社長執行役員:金子 禎則、以下「東京電力PG」)および株式会社関電工(本社:東京都港区、代表取締役社長:仲摩 俊男、以下「関電工」)と共同で、シンガポール国において、ガス・電力事業を担うシンガポールパワーグループ(本社:シンガポール、グループCEO:Stanley Huang Tian Guan、以下「SP Group」※)と、本年7月14日に、地下変電所建設プロジェクトに関するコンサルタント業務の契約を締結しました。
利用可能な土地が限られたシンガポール国において、今後、変電所設置のために地下を活用するとの政府方針を踏まえ、SP Groupは、新たな経済中心地と位置付られているラブラドール地区にて、地下変電所の建設プロジェクトを進めているところです。
本プロジェクトは、東南アジアで初となる230kV地下変電所を建設するものであり、これまで、電気設備・建物間の技術協調を含む詳細設計等において、多くの技術的課題が挙げられておりました。
このような背景から、SP Groupは、地下変電所に係る知見を持つ技術パートナーを求めており、このたび、40年以上に亘る国内外での地下変電所の設計・建設と運転・保守の実績がある東京電力グループとのコンサルタント業務の契約に至りました。
本コンサルタント業務では、地下変電所に必要な変電設備や地中送電ケーブルの物品および工事の調達に関わる仕様の検討、入札者評価、建物工事における施工・工程管理面など、工事完了までの技術支援を実施いたします。
東京電力HD、東京電力PGおよび関電工の3社は、SP Groupによる地下変電所建設の実現と、同国におけるSDGs「すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する」、「強靭(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る」の達成に向けて貢献するとともに、今後も、国内の送配電事業と海外コンサルタント業務で培った設備計画および設計・系統運用技術を業務に生かし、海外事業の拡大に挑戦していきます。
以 上
- ※SP Group:持株会社シンガポールパワー社(Singapore Power Limited)を代表とする、主にシンガポール国において電気・ガス事業を行うシンガポールでも有数の企業グループ
別紙