「内幸町一丁目街区」におけるまちづくり方針の合意について
2021年3月25日
NTT都市開発株式会社
公共建物株式会社
第一生命保険株式会社
株式会社帝国ホテル
東京センチュリー株式会社
東京電力パワーグリッド株式会社
日本電信電話株式会社
日本土地建物株式会社
東日本電信電話株式会社
三井不動産株式会社
「内幸町一丁目街区(東京都千代田区内幸町一丁目、以下「当街区」)」及び有楽町一丁目街区で構成される日比谷・内幸町エリアでは、東京都・千代田区・地域関係者にて平成23年に「日比谷エリアまちづくり基本構想」が策定され、当街区は令和元年に国家戦略特別区域会議にて東京都の都市再生プロジェクトに位置付けられました。
関係権利者10社は「日比谷地区(内幸町一丁目街区)まちづくり勉強会」を通じ関係者の方々と当街区のまちづくりについて議論を進めてまいりました。
当街区は、大手町・丸の内・有楽町・霞が関・銀座・新橋・虎ノ門など首都東京における重要拠点の結節点であり、日本有数の都市公園である日比谷公園に隣接する場所であることを踏まえ、周辺地域に開かれた街区一体となったまちづくりを進めるため、この度、関係権利者10社にてまちづくりの方針に合意し、当街区及び周辺エリア全体の価値向上・魅力向上をめざし、各種関係機関との協議を進めていくことと致しましたのでお知らせ致します。
当街区におけるまちづくりの主な方針
1.駅・まち・公園一体の都市基盤整備による開かれた街区の形成
2.最先端技術などを活用した国際ビジネス交流拠点の整備
3.高度防災・環境都市づくり
【当街区におけるまちづくりの主な方針】 ※記載内容は、今後の協議などにより変更となる場合があります。
1.駅・まち・公園一体の都市基盤整備による開かれた街区の形成(歩行者ネットワーク・広場空間)
- (1)
大規模広場の整備による周辺のまちへ開かれた賑わいあふれる街区の形成
- (2)
地下・地上結節空間や日比谷公園とつながる道路上空公園などの整備による駅・まち・公園一体の歩行者ネットワークの形成
- (3)
都心重要インフラ(電力・通信施設・迎賓機能など)の更新
2.最先端技術などを活用した国際ビジネス交流拠点の整備(個性ある拠点形成)
- (1)
次世代都市OS(デジタルツインコンピューティング※1など)の実証・実装フィールドの構築
- (2)
上記を活用した、新たなビジネス・サービス創造支援機能、国際迎賓・文化・交流機能、ウェルネス促進機能などの強化
※1デジタルツインコンピューティング:サイバ―空間上にも都市を構築することでデータを掛け合わせたシミュレーションを実施し、分野横断型の高度予測を実現する技術
3.高度防災・環境都市づくり(安全・安心、みどり・環境)
- (1)
面的なエネルギーネットワークの構築や建物の省エネルギー化による環境負荷低減
- (2)
脱炭素社会の実現に向けた新たなエネルギーシステムの導入検討
- (3)
帰宅困難者支援機能の整備や災害に強いエネルギーシステムの導入
- (4)
CCP※2 (Community Continuity Planning)の構築など地域防災力の強化
※2CCP:平時のコミュニティ向上から災害時の防災計画など、平常時、非常時が連携した対応力強化
【位置図】
【計画概要】
※記載内容は、今後の協議などにより変更となる場合があります。
以 上