2019年5月17日
東京電力パワーグリッド株式会社

 当社は再生可能エネルギーの導入拡大に努めておりますが、千葉方面における系統(以下、本系統)は基幹系統の制約から「空容量ゼロ※1」であり、再生可能エネルギーの効率的な導入拡大が困難な状況です。低圧事業用太陽光を始めとした多数の系統アクセスの申込みがあり、今後更なる申込みも想定されます。

 こうした中で、国および電力広域的運営推進機関において既存系統の最大限の活用のため、日本版コネクト&マネージの導入が進められ、また、今般、電力広域的運営推進機関において、基幹系統の効率的な設備形成に向けた議論が行われています。当社としても「試行的な取り組み※2」(以下、本試行)による再生可能エネルギーの効率的な導入拡大について検討して参りました。本試行により、本系統において相応の規模の再生可能エネルギーの系統連系の可能性があるため、本試行について国および電力広域的運営推進機関に相談を開始しましたのでお知らせいたします。引き続き国および電力広域的運営推進機関に相談しながら、本試行を具体的に進めて参ります。

 当社は、今後も再生可能エネルギーの導入拡大に向け積極的に取り組んで参ります。

※1・・・当社ホームページ「系統の空き容量等に関する情報」
   http://www.tepco.co.jp/pg/consignment/system/

※2・・・系統を流れる電気の量が系統の容量の限界を超過する時間帯に電源の出力制御を行うことを前提に電源の接続をするもの。費用対便益の低い流通設備の増強を回避し、発電と流通のトータルのコスト最小化を図る。本試行は一定の条件の下で試行的に実施する。

別紙:

以 上

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