ブータン王国における「電力マスタープラン2040策定プロジェクト」の実施について
2017年12月21日
東京電力ホールディングス株式会社
東京電力パワーグリッド株式会社
東電設計株式会社
日本工営株式会社
株式会社IIEP
東京電力ホールディングス株式会社、東京電力パワーグリッド株式会社、東電設計株式会社、日本工営株式会社および株式会社IIEPの5社は、独立行政法人国際協力機構(以下、JICA)が計画する「ブータン王国電力マスタープラン2040策定プロジェクト(2017年12月~2020年1月予定)」を受託し、このたび、コンサルティング活動を開始しました。
豊富な水力発電のポテンシャルをもつブータン王国は、同国が策定した電力マスタープラン(Power System Master Plans:PSMP、2004年3月作成)に基づき、水力発電所の開発を進めております。そうした中、同プラン策定時以降、河川流量等のデータの蓄積が進むとともに、環境社会への配慮等、水力発電の開発を取り巻く外部条件・環境が大きく変化しており、現在のPSMPの改訂が喫緊の課題となっております。
本プロジェクトは、これらの課題を踏まえ、同国政府が次期電力マスタープラン策定への協力を日本政府に要請し、5社がJICAを通じて業務受託したものです。具体的には、同国の社会経済状況やエネルギー消費・需要動向を調査し、5社の経験および知見に基づく高い技術力を活用した2040年までの「電力マスタープラン2040(PSMP2040)」の策定に協力します。また、水力発電・電力系統局職員の中・長期的なPSMP策定能力の強化についても実施する予定です。
東京電力グループは、引き続き、電気事業分野においてこれまで培ってきた技術力・ノウハウ・人材などの経営資源を活用して、電力セクターにおける技術支援などの海外コンサルティング事業を実施することで相手国の発展に貢献するとともに、グループ全体の成長・発展のために積極的に海外展開を進めてまいります。
以 上
別紙