第6回インフラメンテナンス大賞「経済産業大臣賞」の受賞について
2022年12月5日
東京電力パワーグリッド株式会社
当社は、第6回インフラメンテナンス大賞に、「送電用鋼管鉄塔の部材腐食に伴う現場VaRTM工法※1によるCFRP※2補修技術の開発」について応募し、本日、経済産業省「経済産業大臣賞」を受賞しましたので、お知らせいたします。
インフラメンテナンス大賞とは、日本国内のインフラのメンテナンスに係る優れた取り組みや技術開発に対し表彰するもので、国土交通省や総務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、防衛省が所管している施設について、各界の有識者による審査を経て、各大臣賞、特別賞、優秀賞が決定されます。
本日、受賞した内容は以下のとおりです。
【「経済産業大臣賞」受賞概要】
1.件名
送電用鋼管鉄塔の部材腐食に伴う現場VaRTM工法によるCFRP補修技術の開発
2.受賞者(共同開発)
・東京電力パワーグリッド株式会社
・株式会社安田製作所(以下、「安田製作所」)
・東レ株式会社(以下、「東レ」)
3.技術概要
当社と安田製作所、東レの3社で企画・開発したもので、送電用鉄塔の鋼管部材で発生する内部腐食による穴あきや減肉箇所に、VaRTMという工法を用い、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)素材で補強を行います。従来の補修方法である部材取替に比べ、取替工事に伴う特殊治具や特殊工法が不要となるため、強度検討期間の短縮および工事費用の削減が可能となります。
当社は引き続き技術開発を推進し、電力安定供給のため、設備の維持・強化を図ってまいります。
- ※1 VaRTM(Vacuum AssistedResin Transfer Molding)工法:真空含浸工法。減圧操作により気孔中の空気と含浸液を置換する工法
- ※2 CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastic):炭素繊維強化プラスチック
<別紙>
以 上