【掲載年月日:2020年10月15日】
「白河産コシヒカリ」を東京で味わえる
土鍋で炊く極上ご飯「いただきます!」
10月1日に取材
福島県産の美味しいお米が東京でもいただけると聞いて、六本木にある日本料理店「徳ふくしま」さんに伺いました。こちらでは店名にもなっているように、福島の食材をたっぷり使った料理を楽しむことができるのです。中でも土鍋で炊いた「白河産コシヒカリ」のご飯は絶品。ご飯のお供にぴったりな、福島の郷土料理も味わえます。「福島牛」や「常磐もの」と呼ばれる鮮魚、旬の野菜など福島食材を使った逸品料理の数々は、福島県産のお米と相性抜群。都内にいながら、福島の味を丸ごと楽しむことができます。
料理長が認める甘みと旨みがつまったお米
(徳ふくしま)料理長の沼崎敏行さん、こちらで福島県産のお米がいただけると聞いて、楽しみにして来ました。
福島県中通り南部に位置する白河で栽培された「白河産コシヒカリ」を使っています。
数ある銘柄からどうして「白河産コシヒカリ」を選んだのですか?
他県のお米とも食べ比べたのですが、断然、福島県産のコシヒカリが美味しかったのです。白河は店長の菊池の出身地でもあり、米農家に生まれた菊池も認める銘柄なので間違いないですよ。
お米は何で炊いているのですか?
土鍋で炊くのが基本ですね。土鍋で炊くと米が躍るので、炊き上がりで米が立つのですよ。旨みも最大限に引き出してくれます。
どういう特徴があるのでしょうか?
煮えばながパスタでいうアルデンテのように、芯があるのが特徴ですね。長めに蒸らすことで、より甘みと旨みを感じることができます。
噛みしめるほど甘みが広がる! お箸が止まらない美味しさ
お話を聞いていたら、お腹が空いてきちゃいました(笑)。さっそくいただきます! 柔らかいのに、噛み応えがあって、噛めば噛むほど甘みが出てくるのが分かります。
ぜひ一緒に、ご飯にぴったりなお供セットも召し上がってください。
お供セット
「イカ人参」は福島の郷土料理ですよね。
そうです。レシピは店長の菊池のおばあ様直伝です。「鰊(ニシン)の山椒煮」も郷土料理ですね。ほかに伊達鶏の生卵や会津葱味噌なども召し上がってください。
「白河産コシヒカリ」はそのままでも美味しかったのですが、料理と一緒に食べてもまた格別ですね!
コースには「福島牛」と「奥会津牛」も用意していますが、ご飯をお出しするときまで、一切れだけ残してくださいとお勧めしています。ご飯にもとっても合いますので。
「福島牛」と「奥会津牛」の食べ比べができるなんて贅沢。贅沢といえば、土鍋トリュフご飯もいただけるそうですね。
トリュフたっぷりの至高の土鍋ご飯
はい。香り付けにご飯を炊く前からトリュフを入れ、炊き上がりにはたっぷりトリュフを散らしてお出ししています。
リッチな土鍋ご飯‼ お客様からの反応はいかがですか?
大好評で、コースの最後にお出ししていますが、3杯召し上がるお客様もいらっしゃるくらい。お持ち帰りできるように多めに炊いていますので、おにぎりにしてお渡しすると大変喜んでいただけます。
それは絶対嬉しい! 会食の後って小腹が空いてしまうことがありますからね。
はい、自宅に戻ってから何か召し上がる方も多いと思いますが、当店ではお店でお出しした料理で、最後まで満足できるコースを提供しています。
お持ち帰り用のおにぎりも素敵ですが、お米のお土産もありますか?
「白河産コシヒカリ」の生米2合分もお土産にお渡ししています。福島の美味しいお米をご自宅でも味わってほしいので。
福島県産の美味しいお米の輪が広がりそうですね!