【掲載年月日:2020年9月24日】

福島の食材満載の珠玉の御膳で
会津米の旨みを堪能

9月10日に取材

福島県は日本穀物検定協会の米の食味ランキングで、多数の銘柄が特Aを獲得するほどの、日本を代表する米どころ。そこで今回からは、福島の美味しいお米に迫りたいと思います。平成元年から始まった食味ランキングで、20回以上も特Aランク入りしている「会津コシヒカリ」をはじめ、豊かな山々に囲まれた会津盆地で栽培する野菜などの食材を『農家民宿・農家レストラン 穂多瑠(ほたる)』さんで、たっぷり味わいました。会津の郷土料理と相性抜群なお米の美味しさは感動ものです!

提供する米と野菜はすべて自家栽培

(農家民宿・農家レストラン 穂多瑠の)高津さん、はじめまして。青々とした美しい田園に囲まれた、素敵なレストランですね。こちらでは、会津のおいしい料理が食べられるんですよね。
お米とお野菜を中心に、会津の郷土料理をアレンジして提供しています。
農家レストランのネーミング通り、高津さんは農家をなさっているんですか?
私は会社務めをしていたんですが、元々は農家だったので定年をきっかけに農業に専念しました。そこで改めて会津のお米やお野菜の美味しさに気づかされ、もっとたくさんの方に食べてもらいたいという思いから始めたんですよ。なのでお出しするお米やお野菜はすべて、私が育てたものなんです。
すごいですね! 栽培方法にはこだわりがあるんですか?


お客様には安心して食べてもらいたいので、ほとんど農薬を使わずに育てています。自分が食べて安心できる食材しか提供したくないですからね

会津の美味しいが詰まった「穂多瑠御膳」

穂多瑠御膳
ウエルカムドリンクの赤じそジュース、会津コシヒカリのご飯、会津トマトの酢漬け、鰊(ニシン)の味噌煮、会津の棒鱈(ボウダラ)、大根のつまとホタテの刺身、米茄子とゴーヤの天ぷら、丹波の黒豆の酢漬け、ネギ入り卵焼き、ゆうがおの煮物、つるむらさきのお浸し、肉じゃが、自家製味噌のお味噌汁 朝採り茄子ときゅうりの漬物(「穂多瑠御膳」は季節で内容が変わります。7~9月は会津トマト、10~12月は会津米、1~3月は会津地鶏、4~6月は会津アスパラをメインに提供)

それは嬉しいですね。今回いただく「穂多瑠御膳」なんですが、丸ごと盛り付けされたトマトが、キラキラしていて目に飛び込んできました。器も素敵ですね
今の時期は野菜を主菜と考えているので、会津トマトをメインにしています。会津トマトは切れ目だけを入れて、丸ごとの美味しさを楽しんでもらえるように工夫して盛り付けています。ご飯もみなさんに美味しく召し上がってもらいたい思いから、高台が高い一番良い食器をあえて選んでいます。ご飯も主役ですからね。

香りと甘みが口に広がる「会津コシヒカリ」

お米の銘柄はなんですか?
「会津コシヒカリ」です。うちでは精米の度合いを調整していて、8分づきにしています。玄米の削り方により、白米を10分づきとすると、数値が高いほど白米に近くなるんですが、8分づきは白米よりも栄養価が高くなるんですよ。しかも歯ごたえと甘みが増して、お客様からは大好評なんです。
精米の割合で栄養価が変わるなんて初めて知りました。ところでコシヒカリは他県でも作られていますが、会津ならではの美味しさはあるんですか?
会津は盆地特有の寒暖差の大きい気候と、粘土質の土壌など、お米と野菜の栽培に恵まれた地域なんです。「会津コシヒカリ」はお米に力があって、香りがよく甘みもあって、自分で褒めるのもなんですが、本当に美味しいんですよ。どうぞ召し上がってください。
ではいただきます。お米は噛めば噛むほど甘みが増して美味しい! 会津の郷土料理の「鰊(ニシン)の味噌煮」、「会津の棒鱈(ボウダラ)」と一緒に食べるとご飯が進みますね。会津トマトは酢漬けになっているので、本来の甘さがさらに際立って、そしてとってもジューシー。


10~12月の期間はお米が主役の御膳になります。丹波の黒豆ご飯や、発芽玄米ご飯、トウモロコシご飯などを考えていますよ。
それはぜひ食べてみたいですね。季節によって異なる料理が楽しめるのって、本当に贅沢ですよね。次回は絶対泊りに来ます。

店舗情報

農家民宿・農家レストラン 穂多瑠
〒965-0118 福島県会津若松市北会津町石原406
電話番号:090-5353-1124
http://www.hotal.net/

お知らせ

「ふくしま市場」ではお米をはじめ、福島関連商品が購入可能。

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