自動化・IT化
変電所の無人化
当社では約1,600箇所の変電所のうち99%が無人化されており、65箇所の制御所で機器の状態や異常の有無を監視制御しています。
今後も合理化を進め、周波数変換設備を除く全変電所を2017年度までに無人化する予定です。
配電線制御の自動化
配電自動化システムは、制御所から配電線開閉器の遠方監視と操作を可能としているため、高圧配電線の故障時に現地出向することなく故障区間以外の送電を行うことができ、停電時間の短縮を可能としています。(※)
また、日常の負荷切替作業においても、配電線開閉器を遠方にて監視・制御が可能なため、業務の効率化に効果を発揮します。
※配電自動化システムの導入以前は、高圧配電線の故障による停電が発生すると、現地機器と変電所リレーが協調して事故区間を検出し、その情報をもとに制御所から作業員が現地出動し、配電線開閉器を操作することにより故障区間以外の送電を行っていました。
データ取得のIT化
スマートメンテナンス
電力設備の保全における安全性および生産性の向上、労働力不足に適切に対応していくため、ICT(情報通信技術)センシング技術・ロボット技術などの先端技術を積極的に導入します。
さらに、人間と設備を有機的に結び付け、デジタル化した大量データを収集分析し、戦略的に活用する“アセットマネジメント”を取り入れ、それらを総称して「スマートメンテナンス」と呼び、当社はそれを推進します。
現場第一線へのICTツールの導入
現場第一線へ,積極的にICTツールを導入することで業務の省力化・効率化を推進します。
監視・診断技術による設備信頼度維持
電力設備の保全を維持・運用していく上で、最先端の技術を導入し設備健康状態をより的確に把握し、良質な電気をお届けし続けます。
ロボット技術活用による低コストの実現・安全性の向上
安全性・生産性の向上や、これまで人では困難であったことを、ロボットを活用することで、実現していきます。
従来はマンホール内の電力ケーブル等を点検する際は、マンホール内に溜まった水を抜く必要があったが、水中点検ロボットの導入により水を抜かずに点検を実施