配電設備に関する技術支援・劣化診断
配電設備に関する技術的なお困りごとは
配電エンジニアリングセンターが承ります
ご使用の機材で、こんなことにお困りではないですか?
・品質管理を徹底したい
・劣化状況を診断したい
・効率的にメンテナンスしたい
・限界性能を知りたい
・故障原因を究明したい
・修理してリユースしたい
・塩害による設備被害を防ぎたい(当社供給エリア内の塩害マップについてはこちら)
お客さまの機材のライフサイクルに応じたさまざまなニーズやお悩みに、確かな技術とノウハウで、トータルにお応えします。
豊富な知識や知見をフィードバック
品質管理の徹底
メーカーの設計能力(構造・材質・性能)や製造能力(製造工程)の確認をはじめ、納入時の立ち会いや書類による審査から、納入後も品質を維持するための性能検査を実施。
→品質管理体制改善による製品の品質向上が期待できます。
【実例紹介】
◆メーカーが製造した機材の性能試験(型式登録審査)
引張試験装置により、電線や金物類などの引張強度や圧縮強度が仕様を満たしているかを確認します。
メンテナンスの高度化
機材の点検や故障等で得られたデータを統計分析し、点検方法の最適化を図るとともに、機材延命化のための補修方法や、劣化診断技術を確立。
→延命化による機材コストや点検コストの削減を実現します。
【実例紹介】
◆熱画像診断装置を使った点検・診断
目視しづらいケーブルの接続部などでも熱画像診断装置により劣化診断を行います。
工法の高度化
既存の工法を作業検証にて分析し、工具や機材の開発、工法のカイゼンを積極的に進め、新工法を確立。
→作業安全と生産性向上の両立を実現します。
【実例紹介】
◆柱上変圧器工事の作業効率化
従来の作業手順を見直し、工事パターン毎に作業手順を標準化することで、作業時間を短縮します。
機材性能の限界を評価
さまざまな試験装置を用いて限界性能評価や余寿命評価を実施し、機材の性能を最大限活用。
→機材の性能を最大限活用することで、コストの削減を実現します。
【実例紹介】
◆さまざまな試験装置による性能評価や余寿命評価
塩水噴霧、乾燥状態、湿潤状態を繰り返し、材料の錆具合により、短時間で長期的性能を確認できます。
太陽に近い光源の照射や雨を再現した水の噴霧を行い、短時間で長期間の劣化状況を推定します。
▲ 塩水噴霧複合サイクル試験装置
▲ サンシャイン・ウェザーメーター(外観)
▲ サンシャイン・ウェザーメーター(内部)
故障原因の究明
故障した機材の原因究明、調査結果をデータベース化(故障解析図にて体系的に管理)し対策を立案。
→同種故障の再発防止を実現します。
【実例紹介】
◆変圧器の故障調査と原因究明および、故障データの管理
電気試験をはじめ、絶縁油中のガス分析、内部構造確認等の調査を実施し、変圧器の故障箇所の特定と故障要因の究明を実施します。
過去(2004~)に発生した機材の故障データを蓄積し、故障要因と発生件数について故障解析図を作成し管理しています。
リユース評価
リユースのための修理
劣化の度合いにより良否判定したうえで、適切な修理を実施しリユース。
→機材の購入コスト抑制と環境負荷の軽減を実現します。
【実例紹介】
◆柱上変圧器・金物類のリユース
撤去された変圧器や金物類の劣化度合いにより修理を実施し、再使用しています。
▲ 変圧器の外箱取替の様子
▲ 撤去された金物(修理前)
▲ 表面を塗装(修理後)
電気をお客さまのもとへお届けするまで
発電所から送られてきた電気が変電所を経て、最終的にお客さまへ送り届けられる電線が「配電線」です。
お客さまごとに適した電圧で、安定した電気をお届けします。
過去に提供した技術の紹介
◆高圧受変電設備の劣化診断
・長期間使用された高圧CVTケーブルに対して活線による劣化診断を行い、設備更新の要否を判定。
長期間お使いのケーブルでお困りの際は、是非一度ご相談ください。
▲ CVTケーブル活線診断装置
▲ 測定の様子
配電エンジニアリングセンターについて
私たち東京電力パワーグリッド(株) 配電エンジニアリングセンターは、一年365日、オフィスや工場、そしてご家庭に電気をお届けするために欠かせない、配電設備に関する保守・点検をはじめとする機材技術のエキスパートとして、電力の安定供給を支えてきました。
そしてこれからも、これまでに培った技術や豊富なノウハウを活用し、お客さまの機材に関するさまざまなニーズに、「満足」でお応えしていきます。
本技術についてのお問い合わせ窓口
東京電力パワーグリッド株式会社
配電部 配電エンジニアリングセンター
技術企画グループ
MAIL:tepcopg_dec@tepco.co.jp