新潟県中越沖地震
新潟県中越沖地震当時の発電所の状況
【発生時刻】
平成19年7月16日 午前10時13分頃
【震源地】
新潟県上中越沖(深さ17km)
北緯37度33.4分、東緯138度36.5分
発電所からの水平距離:約16km
マグニチュード:6.8
震度:震度6強:柏崎市、刈羽村
運転中の3、4、7号機は安全に停止しました。(1、2、5、6号機は定期検査中)
中越沖地震からの対策
<配管サポート追加・強化>
配管(電線管・ケーブルトレイ・空調ダクト含む)にサポートの追加や強化を行いました。<原子炉建屋の屋根の強化>
建屋の屋根を支えるトラス(鉄骨構造)に、補強用の鋼材を追加するなどの強化を行いました。<排気筒の強化>
建屋内の換気などに用いる排気筒は、地震などの揺れに対してより強固な構造にするため、柱などを周囲に追加しました。<原子炉建屋・天井の強化>
原子炉のふた開け作業などに用いる天井クレーン本体が脱落しないよう、走行レール支持部に補強材を取り付けるとともに、脱線防止金具の大型化を行いました。<燃料取替機の強化>
天井クレーンと同様に燃料を取り換える際に用いる設備についても補強材を追加し、脱線防止金具の大型化や追加設置などを行いました。<免震重要棟の建設>
地震が発生した場合においても緊急時の対応に支障をきたすことがないよう、緊急時の対策および通信・電源などの重要設備を集合させた「免震重要棟」を建設(現在、自主設備としての活用を検討)
その他、地質調査や知見拡充などを継続的に行っています。
詳しい情報は、「地震対策>基本的な耐震設計>地質調査・その他検討」をご覧ください。