自然現象への対策（火山・竜巻・森林火災等）

原子力発電所は、火山や竜巻、森林火災などの自然現象による災害や原子力発電所内の火災への対策を行っています。

火山対策

発電所から半径160km圏内の火山を調査し、火山灰の到達の可能性と到達した場合の影響を評価した結果をふまえて防護措置を講じます。例えば、火山灰が建屋内に侵入して、非常用のディーゼル発電機の運転に影響がないように、給気口に専用のフィルタを設置します。

火山対策

過去に柏崎市・刈羽村を含む日本海沿岸部で観測された最大規模の竜巻は風速69m/秒です。発電所では、それを上回る国内最大規模の風速92m/秒の竜巻が発生しても、安全上重要な機器が機能を失うことのないように、飛来物の発生防止や防護対策などに取り組んでいます。

竜巻対策

森林火災による延焼を防止するため樹木を伐採し、可燃物のない防火帯を整備しました。（全長約4km、幅約20ｍ）

森林火災対策

防火帯

原子力発電所内の火災に対しては、火災感知設備や消火設備の設置、難燃ケーブルの使用、耐火壁により防護された火災区域の設定など、火災の影響を軽減させる防護対策を実施しています。