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引越しのトラック

引越しで洗濯機を運ぶ際の注意点。運搬前に行う水抜きのやり方と新居に設置する際のポイント

引越しをする際、早めに計画を立てておきたいのが洗濯機の搬出入です。洗濯機の引越しは「水抜き」や「給水ホース」「排水ホース」の取り付けのほか運搬方法など、気を付けないと故障や破損などの原因になることがあります。新居での暮らしをスムーズに始めるためにも、事前に手順や注意点を確認しておきましょう。

この記事では、洗濯機の引越し手順や方法の一例を紹介しています。お使いの機種や製造時期によって必要な手順や部品などは異なりますので、取扱説明書やメーカーのホームページもあわせてご確認下さい。

洗濯機の引越しで注意しておくこと。「設置スペースの確認」「正しい水抜き」を解説

洗濯機の引越しでまず済ませておきたいのが、「設置場所・搬入経路の計測」と洗濯機本体の「水抜き」です。事前に計測ができていなかったり水が残っていたりすると、トラブルや故障の原因になります。また、設置スペースまでの搬入経路が狭いと、引越し自体ができなくなってしまいます。必ず以下のポイントを事前に確認しておきましょう。

設置場所の採寸

設置場所に必要なサイズは、洗濯機本体のサイズ+本体まわりの隙間の合計で計算します。
まず、本体の計測箇所は全部で4つ。「本体の幅(手掛け部含む)」「本体の高さ(給水ホース取付部含む)」「本体の奥行」、そして「ふたを開けた時の高さ(奥行)」です。これらのサイズに加え、洗濯機の振動や排熱を考慮した間隔を空ける必要があります。推奨される隙間の距離は機種やメーカーによって異なるので、取扱説明書やメーカーのホームページを確認してください。

なお、設置場所の水栓の高さが洗濯機本体の給水ホース取付部よりも高い位置にあるかどうかを確認しましょう。高さが足りない場合、見た目はきれいではなくなりますが水栓から離して洗濯機を設置するか、別途水栓の高さを変更する部品を取り付けて洗濯機を設置します。

搬入経路の計測

搬入経路については、以下のチェックリストをもとに事前に計測しておきましょう。本体のサイズギリギリではなく、運搬時に運ぶ人が通れる余裕もあるかどうか必ず確認してください。
エレベーターや階段からの搬入が難しい場合は、ベランダからの搬入も検討しましょう。その場合はクレーンなどを使って複数人で搬入するため、絶対に自分だけでは行わず、引越し業者などのプロに依頼しましょう。

<搬入経路のチェックリスト>

・エレベーターや階段の幅や高さ、踊り場のスペースは十分ですか?

・柱や排水管など、玄関までに狭くなっているところはありませんか?

・玄関を開けた時の幅や高さは十分ですか?

・ドアノブや手すりなど、設置場所までに狭くなっているところはありませんか?

・室内ドアの幅や高さは十分ですか?

・廊下の曲がり角のスペースは十分ですか?

「水抜き」を行う前に必ずメーカー情報をチェック!

以上の計測が済んだら、洗濯機本体の水抜きに移ります。「水抜き」とは洗濯機の中に溜まっている水を取り除く作業のこと。運搬中に本体から水が漏れて故障することを防ぐために行います。

洗濯機の水抜き方法!必要な道具と手順をそれぞれ解説

洗濯機やホースの中の水をなくすことが目的の水抜き。必要な洗濯は事前に済ませたうえで、引越しの前日に行うのがよいでしょう。水抜き自体の所要時間は30〜1時間です。作業としては短時間で終わりますが、水を完全に乾かすことを考えると前日に行うのが最善のタイミング。さっそく水抜きに必要な道具と手順を解説します。

洗濯機の水抜きに必要なもの

作業中、洗濯機やホースの中に溜まっていた水が漏れることがあるので、以下のものを準備しておきましょう。ビニール袋やドライバーは、洗濯機の部品や濡れたタオル、ネジで留められている部品を取り外す際にあると便利です。

<水抜きに必要なもの>

・タオル

・洗面器やバケツ

・ビニール袋

・ドライバー

水抜きの手順

水抜きの手順は大きく分けて2ステップ。「給水ホース」→「排水ホース」の順にそれぞれ脱水してホースを外すという流れです。順番を逆にしてしまうと、洗濯機に溜まっていた水が床に漏れ出てしまうので注意しましょう。
また、給水ホースを外す際も水がこぼれることがあります。洗面器やタオルなどで受けられるようにしておきましょう。

A.給水ホースの水抜き

1.洗濯機を空にして、給水栓(水道の蛇口)を閉める

2.洗濯機のふたを閉じ、標準コースで洗濯機を回す

3.1分ほど経ったら停止して給水ホースを外す

◎ポイント

ドラム型の場合、本体内部に収納されている「糸くずフィルター」にも水が溜まります。縦型も同様のフィルターは存在しますが、薄型で洗濯物を入れる洗濯・脱水槽の壁に沿って取り付けられている場合が多く、水が溜まることはほとんどありません。
一方、筒型で本体の下部に挿入されているタイプの場合は、構造上、水が溜まっている可能性があります。
ドラム型の引越しの際には、「給水ホース」を水抜きした後に以下の手順で糸くずフィルターの水抜きも行いましょう。

排水ホースの水抜き

1.一番短いコースで脱水する

2.洗濯機内をタオル等で吹き上げる

3.排水ホースを抜く

4.洗濯機を軽く傾け、排水ホースの水を捨てる

◎ポイント

洗濯機本体を傾ける時は、傾けすぎると故障の原因になるので控えめに。取り外したホース類や部品は無くさないよう、ビニール袋にまとめて保管しておきましょう。袋ごと洗濯機に貼り付けて一緒にしておくと搬入後の組み立てがスムーズです。

洗濯機を新居に設置する際の注意点は?設置場所・給水ホース・排水ホースのポイント

洗濯機の運搬が終わったら、設置に取り掛かりましょう。ここで気を付けたいことは、「設置場所の確認」、「給水ホースの取り付け」、「排水ホースの取り付け」の3つです。以下、それぞれについて解説していきます。

設置場所のポイント

●平らで安定した場所に設置する

洗濯機は運転中に振動するので、キャスター付きの設置台や段差のある場所、十分な強度のない場所などには置かないようにしましょう。また、洗濯機は振動や騒音を避けるため、壁から少し離した状態で設置する必要があります。適切な離す距離はメーカーや機種によって異なるので、取扱説明書やホームページで確認してください。

●屋外設置の場合は直射日光、雨を避けて

直射日光による洗濯機の劣化や風雨による感電・火災のリスクが高まるため、各メーカーともに屋外の設置は推奨していません。しかし、住居の性質上屋外にしか置けない場合も考えられます。その際は、なるべく直射日光や雨の届かない場所に設置しましょう。

●風呂場は厳禁

湿度の高い浴室は、洗濯機本体の電気部品を劣化させ、故障や感電、火災のリスクを高めるので、絶対に置かないようにしましょう。

●アース線接続は必須

アース線(接地線)とは、洗濯機に使われている電気の回路を地面に繋ぎ、万が一漏電してしまった際に電流を逃がす役割をする電線のこと。感電や火災を防ぐうえで欠かせない部品なので、必ず取り付けるようにしましょう。使用者自身でも取り付けることができますが、心配な場合は、電気工事店や販売店に依頼することも可能です。

給水ホース取り付けのポイント

●取り付ける前に確認すること3つ。給水部材が必要になる場合も

住居に備え付けられている水栓と洗濯機の給水ホースは、そのまま接続できるとは限りません。給水ホースを取り付ける前に、必ず「水栓の種類」「水栓までの高さ」「ジョイント部分の状態」の3つを確認していきましょう。給水部材が必要になる場合は、取扱説明書やメーカーのホームページを参照し、ご使用の機種にあった部品を用意して下さい。

1.水栓の種類を確認する

以下の図を参考に、住居の水栓の種類を確認しましょう。水栓と一口に言っても、パイプの形や長さがそれぞれ異なります。「洗濯機用水栓」以外は給水ホースと接続するための給水部材が必要です。また、これらの部材も、本体に付属しているもの以外に別途購入が必要な場合があります。

2.水栓までの高さを確認する

洗濯機から水栓までの高さを計りましょう。水栓の高さが低い場合には、水栓から洗濯機本体を離すか、「ジョイント」や「つぎて」等の給水用部品を用意する必要があります。

3.水栓のジョイントに異物や汚れがないか確認を

水栓とホースをつなぐジョイント部分のサビや汚れは水漏れの原因になるので、濡れた布などを使ってよくふき取りましょう。ひどい汚れや傷がある場合は、必ず新しいジョイントと取り換えて下さい。

●給水ホースの取り付け手順

<給水ホースを本体に取り付ける場合>

1.給水ホースが引き回しやすいように、エルボの位置を決める

2.ナットと給水弁ネジを水平に合わせる(傾けて締めると水漏れしてしまうので注意)

3.ナットをしっかり締め付ける(この時、エルボを回して締めないよう注意。ナットのねじ山がつぶれて水漏れの原因になります)

<給水ホースを水栓に取り付ける場合>

1.カバーを引き下げたまま、給水ホースをまっすぐに差し込む

2.レバーをツバに掛ける(レバーが外れると、水漏れの原因になります)

排水ホース取り付けのポイント

●排水ホースの取り付け手順

排水ホースの取り付け方

1.本体に排水ホースを接続する
まずは本体に排水ホースを接続します。

2.接続口と排水ホースが重なった部分でホースバンドを締める

3.スリーブをつけた状態で、外部排水ホースを排水パイプに接続する

◎ポイント

<排水ホースを設置する際の注意点>

・排水ホースは水が流れやすいようにする

排水ホースが10cm以上盛り上がっていると排水がうまく流れなかったり、糸くずなどがつまりやすくなったりします。なるべく地面に対して水平に設置しましょう。

・排水ホースがつぶれていたら直す

ホースがつぶれていると、排水の流れが悪くなり、泡が残る場合があります。本体の底面と接触してつぶれている場合は、2人以上で本体を持ち上げて直しましょう。

洗濯機のほか、引越しの運搬に気をつけた方が良い家電は?

洗濯機のほかにも、運搬から設置までに注意すべき家電があります。引越し前にあわせて確認しておきましょう。

●冷蔵庫

冷蔵庫は家電の中でも特に大きく、複数人で運搬する必要があります。庫内にある食品は計画的に使い切る必要があるほか、霜取りや水抜きなどをしていないと運搬中に水漏れや故障が起きてしまう可能性があります。

>>詳しくは「冷蔵庫」の記事をチェック!

●テレビ

テレビは運搬する際、液晶部分を強く掴んで歪んでしまったり、梱包が不十分だと画面を傷つけてしまったりする危険があります。また、新しい住居で別途回線契約をするか、そもそも視聴可能な環境かどうか等は引越し前に不動産会社に確認しておくとスムーズです。

●電子レンジ

重量がありガラスなどが使われている電子レンジ。ターンテーブルや網は取り出し、本体と別々に梱包することで破損を防ぎましょう。それぞれ新聞紙、厚手の布などにくるんで梱包すると安心です。不安な場合は、引越し業者に梱包を任せることもできます。

洗濯機は引越し前、引越し後に行う手順を慎重に!「水抜き」「給水・排水ホースの取り付け」は下調べが重要

洗濯機は、水抜きや設置時のホースの取り付けなど、適切な手順で行うことが重要です。また、運搬に使う経路の計測やあたらしい住居の水栓の形状など、事前に調べておかなければ引越し当日のトラブルや引越し後にスムーズに使えないという事態も起こり得ます。引越しを検討している方は、必ず取扱説明書やメーカーのホームページなどを確認し、余裕をもって引越し準備を進めていきましょう。

※掲載している情報は2024年2月現在の情報です。

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