テプコエナジーパートナーインターナショナル(タイランド)社の株主割当増資について
~海外におけるカーボンニュートラルソリューションサービス事業の拡大~
2022年8月19日
東京電力エナジーパートナー株式会社
当社は、タイ王国(以下、タイ)の日系企業へエネルギーサービス事業を展開することを目的に、当社初の海外現地法人として、連結子会社であるテプコエナジーパートナーインターナショナル(タイランド)社(取締役社長:上野 善弘、以下「TEPIT」)を設立し、2019年8月より営業を開始しております(2019年8月9日お知らせ済み)。
このたび、TEPITの株主割当増資を引き受けましたので、お知らせいたします。
当社はこれまで、お客さまのカーボンニュートラル(以下、「CN」)実現を支えるため、再生可能エネルギーの供給をはじめ、太陽光発電設備の設置や事業所(ビルや工場等)の省エネ設備改修に関するサービス等、多様なサービスを提供してまいりました。
近年、CN社会の実現に向けて、事業を取り巻く環境は大きく変化しており、企業には、エネルギー情勢の変化、ESG投資家や国際イニシアティブからの要請等、多角的かつ実行力のあるCN実現戦略が求められています。そうした中、グローバル展開されている日系企業からの海外拠点におけるCN実現に関するご相談も増加傾向にあります。
TEPITは、2022年1月に、第1号案件となる太陽光発電設備導入プロジェクト※1を竣工いたしました。また、タイにおける再生可能エネルギー証書「I-REC※2」の販売等により、お客さまのCN実現に貢献してまいりました。近年は、東南アジアにおける太陽光発電コーポレートPPA事業分野で、東京電力ホールディングス株式会社が協業中のConstant Energy社と連携して、当該事業を推進しております。
このたびTEPITは、CN社会の実現に向けたお客さまからのご要望や社会情勢、事業環境の変化を踏まえ、タイおよびタイ周辺国に拠点を置く日系企業のCN実現へ更に貢献していくとともに事業の拡大を目指し、当社およびその他の株主からの株主割当増資により、1,300万タイバーツ(約5,000万円)の資金を調達いたしました。
当社は、国内で培ったエネルギーに関わる技術・知見を活用しながら、国内外を問わず、お客さまに最適なCNの価値をご提供することで、2050年のCN社会の実現に貢献してまいります。
■テプコエナジーパートナーインターナショナル(タイランド)社概要
会社名 | TEPCO Energy Partner International (Thailand) Co., Ltd. |
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会社所在地 | タイ王国バンコク都 |
営業開始 | 2019年8月 |
資本金 | 15,000,000タイバーツ(増資後) |
事業内容 | カーボンニュートラルソリューションサービス事業全般 (省エネコンサルティング、省エネ設備導入に関するサービス、太陽光発電を含む再生可能エネルギーの供給、再生可能エネルギー証書販売を含む) |
以 上
- ※1:
太陽光発電設備導入プロジェクト概要(第1号案件)
お客さま名 | KYORITSU KIDEN FUJI (THAILAND) CO., LTD. (協立機電工業株式会社さまのタイ王国現地法人) |
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お客さま事業内容 | 金属精密加工および販売 |
所在地 | タイ王国チョンブリ県アマタナコン工業団地 |
設備容量 | 約500kW |
竣工 | 2022年1月 |
方式 | 設備導入 |
設備 |
- ※2:
国際NPO「The I-REC Standard」が提供するトラッキングシステムにより認証・発行される、国際的に認められた環境証書のこと。信頼性・透明性の高いトラッキングシステムや、再生可能エネルギー証書が存在しない国・地域(特に中国、東南アジア、中南米地域)において、導入・認証が進んでいる。