デマンドコントロールシステムのご紹介
「デマンドコントロールシステム」導入のお勧め
節電対策にはデマンドコントロールシステムが有効です。最大デマンドを抑制することで、電気の基本料金の低減につながります。お客さまの電力の使用状況の把握にデマンドコントロールシステムの導入をお勧めします。
デマンドコントロールシステムとは
●お客さま自らがデマンドの目標値を設定し電気機器を管理することで、最大デマンドが大きくなることを抑制し、契約電力の減少を図るシステムです。
※効果を保証するものではありません。
●デマンドコントロールシステムとは、お客さま受電設備における最大デマンド(最大需要電力)の発生を監視(※1)するシステムです。お客さま自らがデマンドの目標値を設定し電気機器を管理することで、最大デマンドが大きくなることを抑制し、契約電力の減少を図ります。(※2)
- ※1
監視は、当社計量器のサービスパルスを取得する方法と、お客さま設置の計量器で確認する方法があります。
- ※2
効果を保証するものではありません。
●あらかじめ目標値を設定し、需要デマンドが目標値を超えると予測される際に、アラームや警報などで通知し、電気機器の制御を行います。
●電気機器の制御方法としては、あらかじめ制御する電気機器を決定しておき自動で制御するパターンと、アラームや警報などの通知を受けたお客さまが手動で制御するパターンがあります。
※空調を無理に制御すると作業環境の悪化を招くケースがあります。
●電気機器の制御を実施することにより最大デマンドの抑制を図り、契約電力を抑えることが可能です。
●ただし、電気機器の制御が図れない場合は最大デマンドが目標値を超えることになりますのでご留意願います。
最大デマンドとは
最大デマンドとは、お客さまがご使用された電力を30分毎に計量し、そのうち月間で最も大きい値のことをいいます。この値は、同時にご使用になる電気機器が多いほど、大きくなります。
実量制契約のお客さまの契約電力の決定方法について
契約電力500kW未満のお客さまは、当月を含む過去1年間の最大デマンドが契約電力となります。
したがって、最大デマンドが大きくなると契約電力も大きくなります。
電気の基本料金は、契約電力に基づいて算定しますので、最大デマンドの抑制が基本料金の低減につながります。
システム概要
デマンドコントロールシステムが電気の使用状況を監視しデマンド値を記録・管理します
システムの制御には手動と自動の2つのタイプがあります。
1.手動制御タイプ(警報タイプ)
あらかじめ設定した目標値を超えそうな場合、警報などでお知らせするシステム※。電気機器(空調・照明など)の制御は手動でお客さま自ら行います。
※お知らせ後、電気機器の制御を行わない場合、最大デマンドの抑制はできません。
2.自動制御タイプ
自動的に電気機器を制御するシステム。電気機器に優先順位を設け、あらかじめ設定した目標値を超えないよう、優先順位に従って警報などでお知らせした後に自動的に電気機器を制御します。
デマンドを予測するためには、その基となる計量信号(パルス)が必要です
デマンドコントロールシステムの導入を決定されましたら、東京電力にお申し込みください。電力量計から発信する計量信号を無償でご提供いたします。