~世界初のEVタンカー接岸~
川崎港にEVタンカー給電ステーションが完成しました
2022年4月14日
川崎市
旭タンカー株式会社
東京電力エナジーパートナー株式会社
川崎市、旭タンカー株式会社(本社 東京都千代田区、代表取締役社長 中井 和則)、東京電力エナジーパートナー株式会社(本社 東京都中央区、代表取締役社長 秋本 展秀)の3者が、令和3年9月30日に締結した「川崎港における電気推進船の普及促進等に関する基本協定書」に基づいて協力して進めている世界初のEVタンカーの運航に係る取組として、この度、川崎港で建設を進めていたEVタンカー用の給電ステーションが完成し、EVタンカー「あさひ」が接岸しました。
EVタンカー「あさひ」は、大容量リチウムイオン電池を動力源とし、同船から排出されるCO2、NOX、SOX、煤煙等のゼロエミッション化により環境負荷を低減するとともに、騒音や振動を抑えられるため、乗組員の労働環境や港湾周辺環境の改善も期待できます。
川崎港の夜光けい留さん橋(神奈川県川崎市川崎区夜光3丁目2番地の5)に設置した給電ステーションは、EVタンカーへ電気を供給し、搭載されている大容量リチウムイオン電池の蓄電を行います。EVタンカーに供給する電気は、実質100%再生可能エネルギー由来の電気であり、年間約400トンのCO2を削減することが可能となります。これは、一般家庭約300世帯分の年間消費電力量に相当いたします。
川崎市、旭タンカー株式会社、東京電力エナジーパートナー株式会社の3者は、今後も、ゼロエミッション電気推進船の普及を通じた新しい海運インフラサービスの構築と、環境への負荷の少ない持続可能な循環型社会の実現に向けた先導的な事業として、EVタンカーの運航に係る事業を協力して推進していきます。
以 上