2022年3月3日
東京電力エナジーパートナー株式会社
一般財団法人電力中央研究所

　東京電力エナジーパートナー株式会社（以下、東電EP）は、新型コロナウイルス感染症による人の移動や活動の制限などにより、売上の低迷や感染防止の負担、仕入れ価格の上昇、人手不足などで大きな影響を受けている経営者・事業者の皆さまのお困りごとに寄り添い、解決するためのサービスを展開しております。（2021年8月12日・11月15日お知らせ済み）
　本日、東電EPは、「TEPCO経営サポート」の第三弾として、一般財団法人電力中央研究所（以下、電中研）の知見を活用し、小規模企業者^※1の方々へ省エネルギーアドバイスを通じた、カーボンニュートラルに資するサービスとして、「スマートメーターレポート」をリリースいたしました。

　スマートメーターレポートは、お客さまの事業所に設置されているスマートメーターから取得された30分ごとの電気使用量データを活用し、電気の使用状況の詳細を見える化いたします。また、電気の使用量と気温を一目で確認できることにより、電気の使用量を左右する気温との相関を把握いただけます。
　スマートメーターレポートは、電中研が開発した「需要推定アルゴリズム」^※2を活用することにより、事業所・店舗で多くの電気を使用する空調設備等の使用割合や、通常と異なる電気の使用状況等を可視化するなど、お客さまに合わせた省エネルギーのアドバイスが可能になりました。

　東電EPは、関東を中心とした1都8県^※3の飲食店や小売店舗、病院、宿泊施設、理美容などで東電EPの電気をご使用いただいている経営者や事業者さまに対して、お客さまに合わせた省エネルギーのアドバイスをご提供させていただきます。
　また、年内には、スマートメーターデータを用いたBルート^※4活用サービスを展開し、スマートフォンアプリによる電気の見える化や省エネコンサルなど、当社の強みを活かしたサービスを充実させ、お客さまの省エネルギーに貢献することで、お客さまと一緒にカーボンニュートラル社会の実現に向けて取り組んでまいります。

　東電EPは、今後もTEPCO経営サポートを通じて、経営者・事業者の皆さまにご活用いただける新たな商品・サービスの拡充を図ってまいります。また、これまでの電気・ガス販売事業に留まることなく、お客さまにとっての新たな付加価値をご提案し、結びつきをより一層強化していくことで、地域に根差した頼れるパートナーとしてお選びいただける企業を目指してまいります。

　電中研は、カーボンニュートラル社会の実現に向けたエネルギーの新しい利用のあり方に関わる研究を今後も推進し、得られた知見を社会実装することで電気事業や社会の発展に貢献してまいります。

以　上

• ※1  小規模企業者：中小企業基本法第2条第5項の規定に基づいて、卸売業、サービス業、小売業は常時雇用する従業員数5人以下、その他業種は20人以下の事業者をいう
• ※2  需要推定アルゴリズム：以下のアルゴリズムを活用（別紙2参照）
  1.稼働日推定ロジック 2.簡易用途分解ロジック 3.フォルト検知機能
• ※3  1都8県：栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県の富士川以東
• ※4  Bルート：スマートメーターで計測したデータを建物内の機器へ送る通信経路

別紙1：

• 「TEPCO経営サポート」の概要 （140KB)

別紙2：

• 「スマートメーターレポート」の概要 （4.83MB)