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2017年4月27日
東京電力ホールディングス株式会社
東京電力エナジーパートナー株式会社
日本ファシリティ・ソリューション株式会社
住友商事株式会社

 東京電力ホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、代表執行役社長:廣瀬直己、以下「東京電力HD」)ならびに東京電力エナジーパートナー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小早川智明、以下「東京電力EP」)は、特定エリア内の複数の建物をつないだ専用の電力ネットワークで非常時に限定して電力融通する「プレミアムグリッド®サービス※1」の提供を検討しておりましたが、住友商事株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長CEO:中村邦晴、以下「住友商事」)がこのたび着工する「(仮称)神田錦町二丁目計画※2」において導入されることが決まりました。
 なお、今回のサービスは、国内初の電力ネットワークを活用したBCP(事業継続計画)対策用エネルギーサービスであり、東京電力EPの100%子会社である日本ファシリティ・ソリューション株式会社(代表取締役社長岡英樹)が非常用発電機と受変電設備の設置・運営管理を行います。

 「プレミアムグリッド®サービス」は、特定エリア内の複数の建物に対して予備の電力線を新たに敷設し、一時的な停電が発生した際は当該電力線を使用して電力を供給するとともに、停電が長時間継続した際には既存の送配電ネットワークから切り離し、独立したネットワークを構築することで、エリア内に設置する非常用発電機の電力を各建物に融通します。
 これにより、大規模な自然災害でも事業活動をいち早く再開・継続するBCP対策の強化につながると同時に、エリア周辺の防災機能強化にも貢献することが可能となります。

 住友商事は、「プレミアムグリッド®サービス」を活用し、非常災害時に複数の周辺ビルへ電力を供給・融通することにより、神田地域の防災機能の強化に貢献します。

 東京電力グループは、今後もお客さまのご要望にあった新しい価値の創造に挑戦し続ける企業をめざして、エネルギー事業の領域や魅力的な付加価値サービスの拡大に挑戦してまいります。

以 上

別紙

※1 プレミアムグリッド®サービス
非常時の電力系統ネットワーク利用については特許出願済みで、「プレミアムグリッド®」は東京電力HDの登録商標(商標登録第5908846号)です。なお、サービスの適用にあたっては諸条件を満たす必要があります。

※2 (仮称)神田錦町二丁目計画
住友商事が、東京都千代田区神田錦町二丁目の東京電機大学神田キャンパスと神田警察署跡地の約1ヘクタールの敷地に、地上21階・地下1階建てのオフィスビルを開発する計画。建物の低層階には飲食店舗を中心とした商業施設、ライブやコンサートが可能な多目的ホール、コミュニティアートセンターを設置し、屋外イベントに利用できる合計3,600m3を超えるオープンスペースも設ける。総事業費は1,000億円超(住友商事単独の不動産事業としては過去最大規模)、2017年5月1日に着工し、2020年3月末の竣工を予定。

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