特別高圧・高圧の標準メニューの見直し内容について
当社は、特別高圧・高圧のお客さま向け電気料金メニューについて、2025年4月1日からの見直しを行うとともに2026年3月末をもって2023年度以前の電気料金メニュー(以下、「旧標準メニュー」)の廃止等を行います。
当社は、特別高圧・高圧の新しい標準メニューについて、一般社団法人日本卸電力取引所(以下、「卸電力取引所」)におけるスポット市場価格の変動を反映させる割合が異なる3種類の電気料金プラン(以下、「新標準メニュー」)を2024年4月に新設し、これまで約1万件のお客さまにご加入いただいております。
このたび、新標準メニューにご加入いただいたお客さまからいただいた声を踏まえ、新標準メニューの料金その他の供給条件を見直すことといたしました。
旧標準メニューは、新規加入受付を継続している一部のプランについても2025年3月末をもって新規加入受付を終了し、また、2026年3月末をもって全ての旧標準メニューを廃止いたします。
■新標準メニューについては、こちらをご確認ください。
■見直しの内容については、こちらもご確認ください。
2024年10月下旬より、2025年度分の申込み受付を開始いたします。
■具体的な申込み方法については、関東エリア※内のお客さまはこちら・関東エリア※外のお客さまはこちらをご確認ください。
※ 栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県および静岡県(富士川以東)
1.新標準メニューの見直し等
特別高圧または高圧で電気をお使いのお客さまを対象に、2025 年4月1日より、電気需給約款[特別高圧]、電気需給約款[高圧]および各料金メニューの電気料金を見直すとともに、その他の供給条件を見直しいたします。
1)燃料費調整の算定諸元の見直し内容
・当社の電源調達状況および販売電力量の最新の動向を反映するため、燃料費調整の算定諸元を見直します。
・各電気料金プランにおける燃料費調整の算定諸元はこちらをご確認ください。
2)市場価格調整の算定諸元の見直し内容
・当社の電源調達状況および販売電力量の最新の動向を反映するため、市場価格調整の算定諸元を見直します。
・基準市場単価について、より適切に市場価格を反映する観点から月別に設定いたします。
・各電気料金プランにおける市場価格調整の算定諸元はこちらをご確認ください。
3)ベーシックプランの見直し内容
・省エネ等により契約電力を抑え効率的に電気をご使用いただいた場合にメリットが出るように、従来と比較して基本料金を高く、電力量料金を低く設定いたします※1。
・市場価格が高い時間にご使用量を抑えていただくことで、電気料金を低減できるように、市場価格連動プランと同様に、市場価格調整単価を4つの時間帯ごとの市場価格に基づき算定することといたします。
- ※1 見直し前後における基本料金・電力量料金は、こちらをご確認ください。
- ※2 午前0時から翌日午前0時までの単純平均スポット市場価格をいいます。
- ※3 午前8時から午後4時までの単純平均スポット市場価格をいいます。
4)市場調整ゼロプラン・市場価格連動プランの見直し内容
・市場調整ゼロプランについて、省エネ等により契約電力を抑え効率的に電気をご使用いただいた場合にメリットが出るように、従来と比較して基本料金を高く、電力量料金を低く設定※1することに加え、お客さまの声を踏まえ、ご加入いただきやすい供給条件に見直します。
・市場価格連動プランについて、電気のご使用量が比較的少ないお客さまにもご加入いただきやすいように、基本料金※1を引き下げます。
<市場調整ゼロプランの供給条件の見直し内容>
- ※1 見直し前後における基本料金・電力量料金は、こちらをご確認ください。
- ※2 契約電力500kW以上のお客さまが対象です。
- ※3 需給開始に至らないで需給契約を消滅しようとされる場合を含みます。
- ※4 力率を100%として計算いたします。
5)その他の見直し内容(関東エリア外におけるプランについて)
・関東エリア※1外においても、お客さまのニーズに応じて、卸電力取引所におけるスポット市場価格の変動を反映させる割合が異なるプランを選択いただけるよう、新標準メニュー(ベーシックプラン・市場調整ゼロプラン・市場価格連動プラン)をご提供いたします。
・より適切に市場価格を反映させていただくため、平均市場価格および基準市場価格※2を電気のご使用場所が属するエリアのスポット市場価格をもとに算定いたします。
- ※ 現在、電気需給約款[全国高圧・全国特別高圧](2024年3月1日実施)に基づきご契約いただいているお客さまは、2025年4月以降、当社とのご契約を継続いただける場合、見直し後の電気料金プランにご契約いただくこととなります。
- ※1 栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県および静岡県(富士川以東)となります。
- ※2 見直し前・後における基準市場価格は、こちらをご確認ください。
- ※3
北海道エリア、東北エリア、北陸エリア、中国エリアおよび九州エリアのお客さまは、離島ユニバーサルサービス調整項を市場価格調整単価に含めます。
離島ユニバーサルサービス調整項は、市場価格調整単価の算定式のうち、離島基準燃料価格、離島基準単価および当月の離島平均燃料価格を用いて算出する部分を指します。
6)モデルケースにおけるお客さまへの影響
・契約電力や使用電力量次第で、各プランの見直し前後の電気料金の影響は異なります。
・今後の燃料価格やスポット市場価格の動向によって、最も安価となるプランは変わります。
<料金見直しの前提とした平均燃料価格および平均市場価格で試算した場合の見直し影響額>
- ※ 負荷率:契約電力に対する使用電力量の割合、(使用電力量)÷(契約電力)にて算定する
7)お申込み方法
・2025年度分のお申込み受付は、2024年10月下旬より開始いたします。
開始日については準備が整い次第、当社ホームページにてご案内させていただきます。
・お申込みは、当社ホームページ(専用フォーム)にて受け付けます。具体的なお申込み方法等につきましては、9月30日(月)に、当社ホームページにてお知らせいたします。
・なお、当社が電力供給可能な想定電力量の上限に到達した時点をもって、市場価格連動プラン以外の受付を終了いたします。
<当社ホームページへの掲載の流れ>
参考)新標準メニューにおけるブレンド契約※1の見直し内容
・ブレンド契約(自家発補給電力※2)について、ベースロード契約種別およびピークロード契約種別に適用する、契約種別の組み合わせを見直します。
・ブレンド契約(自家発補給電力以外)については廃止し、新たに卸電力取引所におけるスポット市場価格の変動を反映させる割合を任意で設定いただける、ベーシックプランのオプション契約を設定します。
ブレンド契約(自家発補給電力)におけるベースロード契約種別およびピークロード契約種別の組み合わせ
- ※1 1需要場所について2契約種別を適用して1需給契約を結ぶことについて当社との協議が調ったお客さまに適用する契約。
- ※2 発電設備の検査、補修または事故(停電による停止等を含みます。)により生じた不足電力の補給にあてるために電気の供給を受ける場合。
2.旧標準メニューの廃止等
1)旧標準メニューの廃止および新規加入受付の終了
・現在も、一部のお客さまにご契約いただいておりますが、今後もお客さまにお選びいただけるように新標準メニューの見直しを行っていく方針の下、新規加入受付を継続していた一部のプランについても2025年3月末をもって新規加入受付を終了し、また、2026年3月末をもって全ての旧標準メニューを廃止いたします。
・2026年3月末時点で旧標準メニューをご契約中のお客さまは、2026年4月以降、当社とのご契約を継続いただける場合、新標準メニューでご契約いただくこととなります。
- ※ 2026年度の新標準メニューの詳細は、来秋公表予定となります。
<当社ホームページへの掲載の流れ>
- ※ 2025年4月以降、旧標準メニューを継続する場合で、自家発補給電力または予備電力のご契約を新たに希望される場合は、旧標準メニューの自家発補給電力または予備電力をご契約いただけます。
2)旧標準メニューの見直し(2025年度の燃料費等調整の算定諸元)
・当社の電源調達状況および販売電力量の最新の動向を反映するため、燃料費等調整の算定諸元を見直します。
・基準市場単価について、より適切に市場価格を反映する観点から月別に設定いたします。
・見直し前後における燃料費等調整の算定諸元はこちらをご確認ください。
3)旧標準メニューの見直し(2025年度の電力量料金単価)
・お客さまのご負担が変わらないよう、燃料費等調整の算定諸元の見直しとともに、電力量料金単価を見直します。
・具体的には、「見直し前の電力量料金単価に、見直し前の2024年9月分の燃料費等調整単価を加えたもの」と 「見直し後の電力量料金単価に、見直し後の2024年9月分の燃料費等調整単価を加えたもの」が公表時点において、同じ水準となるように、見直し後の電力量料金単価を設定します。
・そのうえで、基準市場単価の上限値にもとづき算定した燃料費等調整単価を加算し、燃料費等調整前の電力量料金を計算いたします。
<見直し前後の電力量料金単価と燃料費等調整単価の影響>
- ※1 基準市場価格の算定期間(2024年5月1日~7月31日)と平均市場価格の9月分の算定期間(2024年4月21日~7月20日)の相違に伴い、燃料費等調整単価が発生いたします。なお、基準市場単価は、高圧・特別高圧ともに上限値で算定しております。
- ※2 見直し後の料金適用開始までは、見直し前の電力量料金単価および燃料費等調整単価により電力量料金を計算いたします。
4)モデルケースにおけるお客さまへの影響
・料金見直し後の基準市場単価を上限値(50銭0厘/kWh)で試算した場合、見直し前後の電気料金は同水準となりますが、市場価格の下落時と高騰時の料金の変動幅は大きくなります。
・なお、実際に料金に適用する基準市場単価については、2024年12月末までに当社ホームページにてお知らせいたします。
- ※1 基準市場価格の算定期間(2024年5月1日~7月31日)と平均市場価格の9月分の算定期間(2024年4月21日~7月20日)の相違に伴い、燃料費等調整単価が発生いたします。なお、基準市場単価は、高圧・特別高圧ともに上限値で算定しております。
- ※2 見直し後の料金適用開始までは、見直し前の電力量料金単価および燃料費等調整単価により電力量料金を計算いたします。
参考)旧標準メニューにおけるその他の見直し内容
・業務用電力、高圧電力(契約電力500kW以上)、特別高圧電力A、特別高圧電力B(供給電圧60kV以下)について、電力量料金単価の見直しのほか、以下を見直します。
・見直し後の内容について、計量期間等の始期が毎月初日のお客さまは2025年4月1日より、計量期間等の始期が毎月初日ではないお客さまは2025年4月1日以降の初回の計量日より適用いたします。
- ※1 各調整における算定諸元はこちらをご確認ください。
- ※2 電気料金の請求処理を実施する毎月一定の日をいいます。
3.お客さまへのご案内方法
4.当社へご契約の切替えをご希望のお客さまのお申込み方法
なお、当社が電力供給可能な想定電力量の上限に到達した時点をもって、市場価格連動プラン以外の受付を終了いたします。また、想定電力量の上限に満たない場合であっても、需給状況等を勘案のうえ、受付を終了する場合がありますので、あらかじめご了承ください。それ以降のお申込みについては、原則、市場価格連動プランのみの受付とさせていただきます。
※ 栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県および静岡県(富士川以東)
5.お問い合わせ先
ご契約中のお客さまには、順次見直し内容について、書面にてご案内してまいりますが、本件に関しご不明の点がある場合は、下記までお問い合わせくださいますようお願いいたします。
【お電話によるお問い合わせ】
関東エリア内のお客さま
東京電力エナジーパートナー株式会社 法人のお客さまサポートセンター
専用ダイヤル:0120-067-045(通話料無料)
受付時間:月曜日~金曜日(土・日・祝・年末年始を除く)9時~17時
音声ガイダンスにしたがって、ガイダンス番号「1」を選択してください。
関東エリア外のお客さま
東京電力エナジーパートナー株式会社 法人のお客さまサポートセンター
専用ダイヤル:0120-875-416(通話料無料)
受付時間:月曜日~金曜日(土・日・祝・年末年始を除く)9時~17時
音声ガイダンスにしたがって、ガイダンス番号「1または2」を選択してください。
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