福島第一原子力発電所 この一年の振り返り

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平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う福島第一原子力発電所における事故により、福島県の皆さまをはじめ広く社会の皆さまに対し、大変なご迷惑とご心配をお掛けしていることを、改めて深くお詫び申し上げます。

今回の福島第一原子力発電所における事故は、マグニチュード9の巨大な地震に伴い発生した高さ13mにもおよぶ高い津波に起因する、長時間におよぶ全交流電源直流電源の同時喪失と原子炉の冷却機能の喪失によるものと考えられます。その結果として原子炉建屋の爆発や、放射性物質が大気や海洋へ放出されるという、大変重大な事故を引き起こしてしまいました。

その後、政府や国内外の関係機関、メーカーの皆さまからのご支援を頂きながら全社一丸となって対策を進めてきた結果、平成23年12月には1号機から3号機の原子炉内の温度が概ね100℃以下となり、放射性物質の放出量が大幅に抑制され放出を管理できている状態である、冷温停止状態を達成することができました。

現在、原子炉内の冷却が進み、放射性物質の大気への放出は大幅に抑制され、放射性物質の海への流出も確認されていません。

今後の計画としては、平成23年12月下旬に政府とともにお示しした中長期的な計画に基づき、1号機から4号機の廃止措置等に向けた作業に取り組んでまいります。

私たちは、避難されている方々の一日も早いご帰宅を実現するとともに、国民の皆さまに安心していただけるよう、原子炉の安定的な冷却の維持や放射性物質の放出抑制に向け、引き続き、全力で取り組んでまいります。

当コンテンツでは、これまでの一年を振り返り、私たちのこれまでの取り組みについてまとめました。

平成24年3月

INDEX

1. 福島第一原子力発電所の事故の概要

事故当初、原子炉の冷却機能が失われた経緯

原子炉冷却のための注水作業とその後の継続的な注水のためにしてきたこと

2. 福島第一原子力発電所の現状とこれまでに実施してきた対策

平成23年12月に達成した冷温停止状態について

大気への放射性物質の放出抑制対策について

海洋への放射性物質の流出防止対策について

巨大地震・津波に対する再発防止対策について

地下水への汚染水の流出防止対策について
作業員の安全対策について

3. 今後の計画

今後30~40年のスケジュールについて

原子炉内の状態についての現在の推定と今後の取り組みについて

4. おわりに

【資料】事故直後の現場対応


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写真1. 福島第一原子力発電所 免震重要棟裏より2・3号機原子炉建屋を臨む
-左から1号機、2号機、3号機、4号機。
(平成24年1月9日撮影)


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