熱風ヒートポンプ採用事例
ダイヤケミカル株式会社さま
ダイヤケミカル株式会社さまは、生産品目である発泡スチロールの乾燥工程にガスの蒸気ボイラを使用されており、CO2排出量削減とコスト低減が課題となっておりました。それに加え、スタッフがいない夜間時間帯も火を使い続けるため、安全面でも懸念がありました。そこで、蒸気ボイラに代わり120℃の熱風を作り出すことも可能な熱風ヒートポンプを導入することにより、省エネルギー性、環境性に加え、安全面の向上を実現されました。
<システムプロセス図>
屋内に設置された熱風ヒートポンプ。機器冷却水を熱源としているため、効率的に熱風を生成。
熱風ヒートポンプ:110kW×1台
お客さまのコメント
エネルギーコストの変動は、私たちにとって大きなリスクです。ですから、燃焼系の機器はできるだけ少なくし、ランニングコストが安定している電力を利用する機器に切り替えを実施しました。
熱風ヒートポンプは思った以上にコンパクトで、置き場所に困らない点はまず評価したいですね。また、蒸気ボイラは安全に対する不安・心配が常にありましたが、それが全くないことにも満足しています。
従来、発泡スチロール成型機に使用された冷却水は、70〜80℃の温排水として冷却塔(クーリングタワー)から放熱していましたが、熱風ヒートポンプでは、この温排水も熱源に利用できるので、無駄が少ないのも高く評価しています。