廃炉プロジェクト
> 実施作業と計画
> 燃料デブリ取り出し
> 2号機 格納容器内部調査
格納容器内部調査
2号機
2017年1月26日から2月16日にかけて、原子炉格納容器内の状況を把握するため、格納容器内にガイドパイプ付きのカメラや遠隔操作ロボット(サソリ型ロボット)を投入しました。ロボットは原子炉の真下につながる制御棒駆動装置(CRD)交換用レール上を移動しながら、周囲の構造物の状況を撮影し、線量や温度を計測しました。
※この調査は、国際廃炉研究開発機構IRIDにて、「原子炉格納容器内部調査技術の開発」における1号機原子炉格納容器内部調査の実証試験として実施したものです。
【動画】2017.3.9 燃料デブリの取り出しに向けて
~2号機原子炉格納容器内部調査 (4分31秒)
調査の概要
開口部
調査による成果
CRDレール上の線量および温度を測定
・積算線量計を用いて線量測定を行った結果、格納容器内部において約70Sv/hの線量率が確認されましたが、格納容器や原子炉建屋による遮蔽により放射線は低減されており、敷地外への影響はないことを確認しました。
・測定された16.5℃という値は、原子炉格納容器内温度の指示値(約18℃)とほぼ同じであり、原子炉の冷却状態に異常がないことを再確認しました。
映像により内部状況を確認し、今後の調査ルート・手法を検討
・ペデスタル内部の足場に堆積物が付着している様子や、一部の足場が消失している状況を確認しました。また得られた画像について鮮明化処理を行った結果、一部の足場が脱落しかかっている様子を確認し、この結果をもとに今後の調査方法などを検討します。
写真・動画
2017.2.6
2号機原子炉格納容器内部調査について~堆積物除去作業の実施~
2017.2.9
2号機 原子炉格納容器内部調査における堆積物除去作業の実施結果
2017.2.15
2号機PCV内部調査について~自走式調査装置による調査~
2017.2.16
2号機原子炉格納容器内部調査について ~自走式調査装置による調査結果~
2017.2.23
2号機原子炉格納容器内部調査について
2017.3.30
2号機原子炉格納容器内部調査について~画像解析による追加報告~