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2号機の事故の経過

地震後、原子炉は緊急停止。外部電源を失ったものの、非常用ディーゼル発電機が自動起動。原子炉隔離時冷却系を使用して炉心の冷却が進められていました。津波により、全電源を喪失した後も原子炉隔離時冷却系は約3日間運転を続けましたが、3月14日には停止。減圧による低圧注水への移行が図られましたが、隣接プラントの爆発等の影響もあり、作業が難航したため、その間に圧力容器内の水位が低下し、炉心の損傷、水素発生へと事態は進展しました。結果的に原子炉建屋の水素爆発には至らなかったものの、大量の放射性物質を放出する結果になりました。

2号機の事故の経過

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炉心損傷の要因は減圧の失敗

2号機及び3号機では、原子炉停止後、高い圧力の圧力容器内に注水可能な高圧注水の系統が動作していたため、原子炉の水位が維持(冷却)されていました。しかし、一定期間の後、高圧注水の系統が停止し、再び運転することもできない状況となります。この場合、圧力容器の圧力を下げ、低圧注水の系統で圧力容器に注水して、炉心を冷やす必要がありましたが、減圧のための”逃がし安全弁”を速やかに開く事ができず注水できなかったため、圧力容器内の水位が低下し、炉心損傷に至りました。



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