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私が、お応えします。
福島第一廃炉推進カンパニー
福島第一原子力発電所 建築部
建築第八グループマネージャー
野田 浩志

福島第一廃炉推進カンパニー
福島第一原子力発電所 機械設備部
機械第三グループマネージャー
加賀見 雄一

廃炉の「今」と「これから」2・3号機燃料取り出し

「今」の取り組み

Q.使用済燃料プールの燃料の取り出し作業はどのような工程で行われるの?

A.2号機は、燃料取り出しに向けて建屋上部を解体する必要があります。その作業エリアを確保するため、周囲の建物を解体して整備しました。現在は、燃料取扱設備などの設置方法を検討しています。
3号機は、散乱したガレキの撤去を行いました。今後は、燃料取り出し用カバー・燃料取扱設備を設置したうえで燃料取り出しを行います。
実際の燃料取り出し作業では、2・3号機とも、「キャスク」と呼ばれる専用の容器に燃料を収納し、容器ごとつり上げ、専用車両で発電所敷地内の共用プールへ移送します。

Q.2号機の燃料取り出し作業はどこまで進んでいるの?

A.燃料取り出し作業の支障となる周辺の建物の解体や、大型重機が作業するための場所の整備が2016年11月に完了しました。その後は、原子炉建屋5階(オペレーティングフロア)へアクセスするための構台と呼ばれる大きな作業台の設置を進めています。※注2:前室とは?
建屋の開口作業を行う際に発生するダストの飛散を抑制するための作業部屋です。

Q.3号機の燃料取り出し作業はどこまで進んでいるの?

A.2013年12月から使用済燃料プール内のガレキ撤去を始め、2015年8月には最も大きい約20tのガレキを使用済燃料プールから撤去し、2015年11月に、大型ガレキの撤去作業が完了しました。
2016年12月にはしゃへい体の設置が完了し、2017年1月より燃料取り出し用カバー、および燃料取扱機の設置を開始し、2018年2月に全ドーム屋根の設置が完了しました。

Q.燃料の取り出し作業は安全なの?

A.燃料取り出し作業を行う場所は、事故当時の放射線の拡散により放射線量が高くなっていましたので、除染を行い、しゃへい体を設置し、放射線量を大幅に低下させています。
燃料は、除熱、密封、臨界防止、しゃへい機能がある「キャスク」という頑丈な鋼鉄製容器に収納しますが、その作業はすべて、放射線をしゃへいする効果のある水中で行います。
2・3号機の燃料取り出し作業は、基本的に、4号機と同じ安全対策のもとで行われます。4号機燃料取り出し「今の取り組み」http://www.tepco.co.jp/decommision/faq/removal/index2-j.html

2017年3月現在



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