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東京電力からのお知らせ

新聞、テレビ、インターネットなどで取り上げられている話題について、東京電力から解説いたします。

4号機使用済燃料プールは、構造的に水が漏えいしないものになっています

平成24年5月30日更新

  • 1.使用済燃料プールは、厚さ約140~185cmの鉄筋コンクリート製で、さらに厚さ約6mmのステンレス鋼板で内張りされています。このプールは、プール下部のコンクリートおよび鉄筋の構造体で支えられており、爆発して損壊した4号機原子炉建屋の4階および5階の外壁では、元々ほとんど支えられていません。
  • 2.プール水の循環は、プールの上から注水し、プール上縁から溢れた水をスキマサージタンクで回収するかたちで行われており、構造上プール水が流出する箇所となりそうなプールの側面や底面を貫通する配管や水抜き用の穴はありません。
  • 3.スキマサージタンク*の水位を常時監視しており、プール水面からの水の蒸発分は適宜補給を行なっています。配管等の損傷によりプール水が漏えいしても、スキマサージタンク*の水位の異常な低下として検知可能ですし、プールを構成する鉄筋コンクリートとステンレス鋼板の内張りの間のすき間にも漏えい検知設備があります。
  • 4.また、プールに注水する配管には動力を必要としない逆流防止弁が設置されており、万一配管が破断したとしても、逆流防止弁が自動的に閉まるためプール水が逆流して流出するようなことはありません。
  • 5.プールの水深は約11mあり、長さ約4mの使用済燃料に対して、7mほど水がかぶっている状態です。プール水の循環が止まって、プール水の冷却ができなくなったとしても、深さ5m分のプール水が蒸発してなくなるまでには約3週間の時間がかかります。この間に必要な修理をして循環を再開させるか、発電所に待機させているコンクリートポンプ車でプールに水を補給することが可能です。

*スキマサージタンク
 使用済燃料プールから溢れた水を受けるため設置されているタンク

【修正】6月12日、ステンレス鋼板の厚さを3mmから6mmへ修正しております。





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