今が食べごろ!お買い時!ふくしまの桃【第五話】桃のベストなおいしさを詰めたタルトです(株)青木商店・フルーツピークス企画部 江里口祥氏

【掲載年月日:2019年9月11日】

SNSで話題のお店『フルーツピークス』

今、SNSで話題になっているのが、グラスの上に桃が丸ごと1個ドーンと乗った『まるごと桃パフェ』です! まさにインスタ映えするスイーツとして、また桃が旬のシーズンにしか食べられない限定品として、若い女性を中心に人気を集めています。
そんなフォトジェニックな桃パフェを作ったお店が、この夏から東京に進出したと聞いて、東武百貨店 池袋店を訪ねました。そのお店の名は『フルーツピークス』。
『フルーツピークス』はフルーツ&カフェの専門店です。こちらの店舗は販売のみのため、『まるごと桃パフェ』を食べることができませんが、代わりに見つけたのが、こちらも“映える”こと間違いなしのフルーツタルトです!
※まるごと桃パフェは、期間限定(今年は9月10日まで)で、フルーツピークスのカフェ店舗(11店舗)で販売。

老舗の果物屋さんが作る『桃のタルト』

『フルーツピークス』を運営している『(株)青木商店』は、なんと大正13年創業のフルーツ専門店。今からおよそ100年近く前、初代・青木松吉氏が福島県郡山駅前にバナナ問屋『青木商店』を開業したのがはじまりで、今では福島県内を中心にフルーツピークス15店舗を展開しています。老舗のフルーツ専門店、しかも福島県が原点ならば、福島の桃を使ったタルトにまつわる話があるに違いないと、さっそく郡山市にある本店におじゃましました。

全面ガラス張りの明るい店舗は、右側にフルーツショップ、そして左側はカフェスペースがあり、センターにはお目当てのフルーツタルトがキラキラと輝きながら並んでいます。フルーツの旬に応じてタルトの種類は変わりますが、月ごとに20種類くらいのタルトを作っているそうです。本店でお話を伺ったのは、メニューの開発に携わる、『フルーツピークス』企画部の江里口祥さんです。

——桃を使ったタルトは何種類くらいあるんですか?
「8月までは『桃とヨーグルトムース』、桃を皮ごと使って彩りもきれいな『クリスタルピーチ』、『桃とマンゴー』、ホールタルトなら『まるごと桃』などを提供していました。また色々なフルーツをのせた『雪月果』にも、8月は桃を使っていました」

——使っている桃の品種は何ですか?
「時期によって、産地も使い分けていますが、8月からは福島の桃がメインですね。あかつき、まどか、川中島白桃などが主です。そしてこれからは黄色い果肉の黄金桃も使います。福島産の桃は甘みが強くて、ギュッと濃縮されたおいしさがありますからね!」

福島の桃なら、皮ごと使って彩りもアップ!

熟練のフルーツマイスターが厳選した季節のフルーツを、いちばんおいしいタイミングで提供するのもプロのわざ。福島の桃は果肉がギュッと締まって日持ちがする品種が多いため、追熟させながらベストな美味しさで提供できるのも利点だそうです。
「美味しく召し上がって頂くためには、産地や品質にこだわるだけでなく、“熟度”の管理が重要です。フルーツマイスターによって“適熟”を見定めてベストな果物を使っています。福島の桃は、5日ほど追熟させながら、いちばん食べ頃の桃を随時使っていきます。福島の桃は日持ちがいいので、こういう使い方ができるんですね。また、福島の桃には皮が薄くて食べられる品種が多いので、皮ごと利用することができますよ。紅色の皮つきと、皮をむいた白の2色を組み合わせると華やかな仕上がりになります。また、たとえばあかつきなど、白桃に比べて果肉がピンク色の品種が多い福島の桃は、彩りがきれいで見た目も可愛くなるのが特徴です」と江里口さん。

そして、福島の桃は甘さが強くてとてもジューシー。だからタルト台にも、一般的なタルト生地ではなく、砂糖を使わないパイ生地を使っているそうです。「フレッシュなフルーツをメインに味わって頂きたいので、パイ生地を使って、軽い口あたりにしています。またカスタードクリームも、通常よりも甘さを控えて、フルーツ本来の味わいが引き立つようなバランスに仕上げています」

おうちで真似したい“まるごと桃”

さて、こちらの本店では、お店を知るきっかけとなった『まるごと桃パフェ』も食べられるということで、さっそく作って頂きました。桃を丸ごと使ったインパクトある見た目はもちろんのこと、味にもこだわりがいっぱい。濃厚でジューシーな福島の桃と桃のシャーベット、オリジナルのぷるるんゼリー、バニラアイス、ブルーベリーとの相性は抜群で、あと味はさっぱり爽やかです。桃の香りとおいしさを存分に味わえる、桃好きにはたまならない旬ならではのデザートです。

季節限定メニューのため、毎年楽しみに来店するリピーターも多いのだとか。「どうやって食べるんですか?」と聞かれることもあるそうですが、「最初に桃を2切れくらい食べると、あとは自然とグラスの中に沈んでいくので心配ありませんよ(笑)」と、このメニューを開発した江里口さん。
プロのテクニック通りにはカットできなくても、桃をまるごと1個使ったスタイルは、おうちでも真似したい今年流のフルーツデザートです。たとえばアボカドのように半分に切って種を除いてから皮をむき、また丸形に戻すだけでも、おうちカフェならOK。桃の旬ならではの贅沢な使い方は、おもてなしにもおすすめですよ。身近にあるグラスと今が旬の福島の桃を使って、あなたならではの桃パフェを楽しんでみませんか。

また、フルーツピークスでは、9月から福島の黄色い桃を使った、その名も『黄金桃』というタルトがおすすめですので、ぜひ召し上がってみてください。

プロフィール

fruits peaks ‐フルーツピークス‐(株式会社青木商店)

大正13年、福島県郡山駅前にバナナ問屋『青木商店』を開業。
以来、果物専門店として、ほんとうにおいしい果物の普及に努める。
フルーツショップ事業、フルーツバー事業、フルーツタルト&カフェ事業『フルーツピークス』を展開。
本店がある福島県のほか、宮城県、茨城県、埼玉県、東京都で事業を展開。

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