緊急時作業者の内部被ばく線量の評価状況等について
平成23年8月31日
東京電力株式会社
これまで当社は、福島第一原子力発電所における作業者の被ばく線量について、
・内部被ばく線量
・外部被ばく線量
の2つに分けて評価を進めてきました。
その結果は、厚生労働省の報告期限が到来するごとに、順次、以下の事項につい
て中間報告を行い、公表してきました。
(a) 3月から5月分の内部被ばく線量の評価結果(対象者10,652名のうち、9,899
名。残りの753名は今後の評価予定)*1
(b) (a)のうち、内部被ばく線量と外部被ばく線量を合算した評価が、250mSvを
超える作業者の、内部被ばく線量の詳細評価*2結果(6名)
(c) (a)のうち、内部被ばく線量の評価が20mSvを超える作業者の、内部被ばく線
量の評価結果(349名:上記(b)の6名を含む)(平成23年6月13日、20日、
30日、7月13日、20日、29日、8月10日 お知らせ済み)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
本日、当社は、以下の2点についてとりまとめ、厚生労働省へ報告しましたので、
お知らせします。
(1)内部被ばく線量の評価状況(別紙 添付資料1)
・3月から5月分の評価が終わらなかった作業者は、8月10日時点の753名から288
名となりました。今回評価を終えた作業者の結果は以下の通りです。
20mSv超 2名(3月分:最大22.0mSv)
・6月分で今回評価を終えた作業者の結果は以下の通りです。なお、今後評価予
定の作業者が297名おります。
20mSv超 0名
(2)連絡先不明の作業者への調査について
・別紙 添付資料2の通り、報告しました。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
なお、今後以下の通り、厚生労働省への報告を予定しております。
・本日報告時点で評価が終わっていない3月から6月分の作業者および7月分の内
部被ばく線量評価値(9月15日)
・連絡先不明の作業者の調査進捗状況(9月15日)
以 上
*1 8月10日報告時点の3月から5月分の評価済みの人数
3月:対象者3,754名のうち、3,715名(残り39名)
4月:対象者3,689名のうち、3,463名(残り226名)
5月:対象者3,209名のうち、2,721名(残り488名)
*2 内部被ばく線量の詳細評価
内部被ばく線量の評価は、まず、Jヴィレッジ隣接の広野サッカー場に設置して
いるホールボディーカウンタ(WBC)での残留放射性物質量の測定により行う。そ
の結果が20mSvを超えた場合、詳細評価として、ヒアリング調査等に基づく摂取日
を特定した再評価や、独立行政法人日本原子力研究開発機構(JAEA)の精密検査用
WBCによる詳細測定を行う。新たに評価が進んだ場合は数値が見直される場合があ
る。
<別紙>
福島第一原子力発電所における内部被ばく管理の強化等について(PDF 73.1KB)
一覧へ