福島第一原子力発電所緊急作業に伴う作業者の被ばく線量の評価状況について(続報3)
平成23年6月30日
東京電力株式会社
当社は、福島第一原子力発電所における緊急作業に従事する作業者について、外
部被ばく線量及び内部被ばく線量を測定により評価する作業を順次実施してきてお
ります。
平成23年3月末までに緊急作業に従事した作業者の外部被ばく線量の評価結果及
び、同作業者のうちで6月18日までにホールボディカウンタ(以下、WBCという。)
による測定を実施した作業者についての内部被ばく線量に係る一次評価結果*1が
まとまったものについて、平成23年6月20日、厚生労働省に報告しました。
(平成23年6月20日お知らせ済み)
本日、当社は、平成23年4月に緊急作業に従事しはじめた作業者の外部被ばく線
量の評価結果及び、同作業者のうちで6月25日までにWBCによる測定を実施した作
業者についての内部被ばく線量に係る評価結果についてとりまとめ、別紙の通り、
厚生労働省に報告しましたので、お知らせいたします。
なお、一次評価で有意な値*2を示した作業者については、ヒアリング調査等に
基づき特定した摂取日を用いて再評価を行います。また、一次評価の値が比較的高
い作業者については、独立行政法人日本原子力研究開発機構殿、独立行政法人放射
線医学総合研究所殿にご協力をいただき、より詳細なWBC測定も実施することとし
ています。
以 上
*1 内部被ばく線量に係る一次評価
摂取時期に係る詳細な調査が実施できない場合、各作業者が放射性物質の全量
を作業開始日(当初から従事中の場合は3月12日)の1日間に摂取したとして、
最も大きくなる仮定のもとで行った暫定的な評価。
*2 有意な値
記録レベルに相当する2mSvを目安とする。
<別紙>
・福島第一原子力発電所緊急作業に伴う被ばく線量について(PDF 99.7KB)
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