「群馬県民の日」の2016年10月28日、群馬県立尾瀬高校の理科部の生徒7名・先生2名や東京パワーテクノロジー(株)の方とともに、大清水湿原でミズバショウ約500株を植栽しました。
以前の大清水湿原は、春にはミズバショウが数多く見られる場所でしたが、近年はシカ等の食害によりあまり見られなくなっています。このため、2012年から毎年春にミズバショウの植栽活動が行われています。昨年までは移植後に上手く根付かなかったため、今年は春に加えて秋にも移植してみようということで、今回実施されました。
今年の春に移植したミズバショウは昨年までと違い上手く根付いていたのですが、残念ながら進入防止ネットをかいくぐったシカ等に食べられてしまったため、今回はネットで囲う範囲を狭めるなど、食害対策を強化しています。
大清水湿原の復元に向けたこうした活動は尾瀬高校の生徒の方が力を入れていらっしゃり、定点カメラを設置して食害の実態を調べたり、移植後の定期的な現地調査などをされています。
当日は雨の中の作業となりましたが、尾瀬高校の皆さんは最後まで元気なようすで、一緒に作業した大人たちにもパワーが伝わったようでした。
「尾瀬だより」第1回や、群馬県立尾瀬高校のWEBサイトの2016/11/1の記事も、是非ご覧下さいませ。