尾瀬の自然をまもるためには、人が立ち入らないことが一番かもしれません。しかしそれでは尾瀬の美しさにふれることができませんし、その美しい自然をまもることの大切さも感じることもできません。
そこで、自然に与える影響を最小限に抑えながら、自然とふれあうことができるよう、尾瀬には木道が敷かれているのです。木道は、山間部を含めて尾瀬のほぼ全域をカバーしており、尾瀬国立公園全体では総延長約65kmに及びます。
東京電力では、群馬県内の所有地を中心に、約20kmの木道を敷設、維持管理しています。材料には、折れにくく水に強い国産のカラマツ材を使用していますが、湿原の中では10年前後で架け替えが必要となるため、毎年計画的に整備しています。