晴天に恵まれた7月1日、群馬県側の入山口・鳩待峠で山開きが執り行われました。至仏山では、残雪の薄くなったところや地面の露出した部分に立ち入ることによる植生の荒廃が懸念されるため、残雪期には登山道を閉鎖しており、今年は5月7日から6月23日まで閉鎖していました。
当日は、地元の群馬県片品村をはじめ、尾瀬関係者が集まり、『山の安全』を祈願しました。テープカットによる山開きの後、地元のホルン愛好グループ「花咲アルプスホルンクラブ」による演奏が行われ、静かな入山口へと生まれ変わった鳩待峠に心地良い音色が響き渡っていました。
*例年であれば山開き後も残雪がありますが、今年は降雪が少なかったため全くない状況です。しかし、一部の区間では、木道のがたつきや滑りやすい箇所、ゴロ石がありますので、足元には十分ご注意の上お登りいただきますよう、お願いいたします。
*至仏山にはトイレはございません。鳩待峠入山口か山ノ鼻でトイレを済ませてから、登山をお願いします。万が一に備えて、携帯トイレを携行されることをおすすめします。(使用済みのものは尾瀬の「ゴミ持ち帰り運動」の一環として持ち帰りをお願いいたします)