2021年11月17日
東京電力ホールディングス株式会社

 当社は、福島第一原子力発電所の多核種除去設備等処理水(ALPS処理水)の取扱いにつきまして、政府の「福島第一原子力発電所における多核種除去設備等処理水の処分に関する基本方針」決定(2021年4月)以降、風評影響を最大限抑制するための対応を徹底するべく、安全確保のための設備の設計や運用等について検討の具体化を進め、本年8月に設備の具体的な設計及び運用等の検討状況等について、お示ししました。

 このたび、国際的に認知された手法に従って定めた評価手法を用いて、ALPS処理水の海洋放出に係る人および環境への放射線の影響評価(設計段階)を実施し、別紙のとおりとりまとめましたので、お知らせいたします。
 評価結果は、線量限度や線量目標値、また国際機関が提唱する生物種ごとに定められた値を大幅に下回る結果となり、人および環境への影響は極めて軽微であることを確認しました。

 今回とりまとめた報告書について、更なる充実のため、幅広くみなさまからのご意見を募集いたします。今後、原子力規制委員会による実施計画の認可取得に向けて必要な手続きを行うとともに、IAEAの専門家等のレビュー、各方面からのご意見やレビュー等を通じて、評価を見直してまいります。

 当社は、国内外の方々の懸念払拭ならびに理解醸成に向けて、人および環境への放射線の影響に関する科学的情報を、透明性高く継続的に発信してまいります。

<別紙>

<動画>

以 上

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