株式会社神戸製鋼所、三菱マテリアル株式会社子会社および宇部丸善ポリエチレン株式会社における不適切な行為に関する当社原子力発電所の調査結果について
2018年5月9日
東京電力ホールディングス株式会社
当社は、株式会社神戸製鋼所※、三菱マテリアル株式会社子会社および宇部丸善ポリエチレン株式会社の不適切行為に関して、当社原子力発電所の安全上重要な部位等における影響調査を自主的に実施いたしました。
2017年10月13日、神鋼メタルプロダクツ株式会社より、福島第二原子力発電所に納入済みの配管に関して、交付された寸法成績表の一部に不適切な数値の記載がある事実を確認した旨、報告を受けました。当該配管は交換前の未使用品であり、安全性に影響はありません。
また、2018年3月7日、日立GEニュークリア・エナジー株式会社(以下、「日立GE」)より、柏崎刈羽原子力発電所7号機の水圧制御ユニットスクラム弁で使用しているOリングの一部に、日立GEの要求を満足しない三菱電線工業株式会社製の不適合品が含まれている可能性があるとの報告を受けました。当該Oリングが組み込まれた状態で、安全上の問題はないことを確認しておりますが、万全を期し、柏崎刈羽原子力発電所の停止期間中に交換してまいります。
その後も引き続き、上記以外のものについて、当社原子力発電所への使用状況やその影響について調査を行った結果、一部の設備において不適切行為が行われた可能性のある製品の使用も確認されましたが、いずれも品質に問題がないことを確認しました。
以上より、既にお知らせ済みのものも含め、各社の不適切行為が当社原子力発電所の安全性に影響を与えるものではないと評価いたしましたので、お知らせいたします。
※ 株式会社神戸製鋼所は関連会社を含む。
以 上
添付資料