地域・社会の皆さまに放射能濃度の状況をご確認いただけるよう、日々の計測データや分析結果をお知らせしております。
データのご利用にあたってはこちらをご覧ください。

採取地点別放射性物質の分析結果(2024年11月分)

大気

発電所敷地内の大気

発電所敷地内で採取した大気中に含まれる放射性物質の核種分析を行っております。

2017年8月30日採取分をもって、発電所西門・敷地境界付近3地点(MP-1,3,8)および1~4号周辺3地点(1号機北側法面、1,2号機西側法面、3,4号機西側法面)ならびに1~4号機近傍海側のダストのガンマ核種分析を廃止し、敷地内に設置されている連続ダストモニタでの監視に変更しております。

参考:福島第一原子力発電所敷地境界付近でのダストモニタ計測状況はこちらをご覧ください

なお、発電所西門に設置しているモニタリングカーによる空気中のストロンチウム、プルトニウム分析結果は、引き続き半年に一度(4月,10月)の頻度でサンプリングを行ってまいります。

海水

発電所沿岸などで採取した海水中に含まれる放射性物質の核種分析を行っています。

位置図はこちら最高値はこちら
1日2日3日4日5日6日7日8日9日10日(最高値あり)11日12日13日14日15日16日17日18日19日20日21日22日(最高値あり)23日(最高値あり)24日25日26日27日28日29日30日

海水(迅速に結果を得る測定)は、こちら(本画面下部)をご覧ください。
2023年11月6日より、福島第一原子力発電所港湾内の海水核種分析結果については、掲載箇所を見直しました。こちらをご覧ください。(1~4号機タービン建屋東側および港湾のモニタリングの項目に掲載したpdfファイル)

港湾口の海水(放射線モニタによる測定)

2016年10月1日より、最新の状況を10分ごとに表示するリアルタイムデータの公開を開始しました。

(一般社団法人)福島県環境測定・放射能計測協会による分析結果はこちら

  • 環境放射能分析についてISOの規格認定(ISO/IEC 17025)を受けている企業に海域モニタリングに参加いただき、当社と同一の試料を第三者として測定いただくことで当社の測定値を客観的に確認いただく仕組みとしてご協力いただいております。

包括的海域モニタリング閲覧システムこちら

  • 港湾内や港湾外などにおいて当社が行った海域モニタリングのほか、関係省庁や自治体などが公表した様々な地点での海域モニタリングの結果を、地図上で一元的に閲覧することができます。

ALPS処理水に関するサンプリング

ALPS処理水の希釈放出前には、測定・確認用設備でALPS処理水に含まれる放射性物質の濃度などが、放出基準を満足していることを確認します。
また、分析結果の客観性を確保するため、当社が委託する外部機関のほか、第三者(日本原子力研究開発機構)においても放射性物質の濃度分析を行っています。

測定・評価対象核種 トリチウム 自主的に確認している核種
放出基準 告示濃度比総和(告示濃度限度に対する比の和)1未満 100万Bq/L未満 全ての核種で有意な存在なし
測定・確認用タンク水の排水前分析結果

最新データは2024年10月15日(B群)です。

放水立坑水および海水配管水

放水中は、②放水立坑(上流水槽)上流海水配管水のトリチウム濃度を測定し(分析値)、計算上のトリチウム濃度(計算値)と分析値が同程度であること、1リットルあたり1,500ベクレルを下回っていることを毎日、確認します。
また、1年に1回は①放水立抗(上流水槽)が満水になる前にALPS処理水と海水の流入を一旦停止し、流入した水のトリチウム濃度(分析値)と計算上のトリチウム濃度(計算値)が同程度であること、1リットルあたり1,500ベクレルを下回っていることを確認し、現在の設備の状態に問題がないことを確認します。

トリチウム濃度(放水立坑・海水配管)
分析値 計算比較
要約 計算値と実際の濃度が同程度であること、および1,500Bq/L未満
  • ※ 

    分析値、計算値には不確かさが存在します。
    詳細は下記、公表資料(PDF)を参照ください。

放水立坑(上流水槽)水の分析結果

最新データは2023年11月1日です。

第三者(日本原子力研究開発機構)の分析結果はこちら

放水立坑(上流水槽)上流海水配管水の分析結果
1日2日3日4日5日

海水(迅速に結果を得る測定)

周辺海域のモニタリングで、放出水が十分に拡散していないような状況等が確認された場合、設備の運用として「放出停止」を判断する際の指標を、「放出停止判断レベル」として設定しています。
また、指標(放出停止判断レベル)の1/2程度を超える値が検出された場合に、必要な対応(設備・操作手順の確認、モニタリングの強化等)を取る指標を「調査レベル」として設定しています。指標を設定したモニタリングは、検出下限値を上げることで迅速に分析を行い、海域の状況を早期に把握することを目的としています。

トリチウム濃度
発電所から3km以内 発電所正面の10km四方内
指標 放出停止判断レベル(700Bq/L)および
調査レベル(350Bq/L)
放出停止判断レベル(30Bq/L)および
調査レベル(20Bq/L)
  • ※放出停止判断レベル:

    設備の運用としてALPS処理水の海洋放出を停止する指標

  •  調査レベル    :

    放出停止判断レベルに達する前段階で必要な対応(設備・操作手順の確認,モニタリングの強化等)を取る指標

海水分析結果(迅速に結果を得る測定) 位置図はこちら
1日2日3日4日5日6日7日8日9日10日11日12日16日19日26日

サブドレン水

発電所1~6号機タービン建屋付近のサブドレン等、および集中廃棄物処理施設周辺のサブドレンから採取した水に含まれる放射性物質の核種分析を行っています。

タービン建屋付近のサブドレン水
2日5日7日9日12日14日16日19日21日23日24日26日28日30日
集中廃棄物処理施設周辺のサブドレン水
1日2日3日4日5日6日7日8日9日10日11日12日13日14日15日16日17日18日19日20日21日22日23日24日25日26日27日28日29日30日

サブドレン・地下水ドレンに関するサンプリング

建屋に浸入する前に建屋周辺の地下水を汲み上げ(汚染水の増加を抑える対策)、また、海側遮水壁を設置(汚染水を漏らさない対策)してせき止めた海側に流れ込む地下水を汲み上げて、浄化して水質を確認した上で海に排水するサブドレン他水処理施設を2015年9月より運用開始しました。汲み上げた地下水については一時貯水タンクに貯留して放射能濃度を測定し、運用目標未満であることを確認しています。
また、分析結果の客観性を確保するため、第三者機関においても放射能濃度の分析を行っています。

セシウム134 セシウム137 全ベータ ストロンチウム トリチウム
一時貯水タンクにおける運用目標 1Bq/L 1Bq/L 3Bq/L - 1500Bq/L
(参考)告示濃度限度 60Bq/L 90Bq/L - 30Bq/L 60000Bq/L
WHO飲料水ガイドライン 10Bq/L 10Bq/L - 10Bq/L 10000Bq/L

サブドレン等の取り組みの概要や運用状況等は、こちらをご覧ください。

一時貯水タンク・集水タンクの分析結果
1日3日4日5日7日8日9日10日11日12日13日14日15日16日17日18日20日21日23日25日27日29日29日(詳細)30日
加重平均サンプルの分析結果
29日(9月分)

排水する前に採取した水を、当該月の全排水量に占める各回の排水量の割合で混合させ、分析を行うものです。

排水に関する分析結果

最新データは2024年9月28日です。

中継タンクの分析結果の最新データは2016年6月14日です。

地下水バイパスに関するサンプリング

汚染水の増加を抑える対策として、建屋に浸入する前に地下水を山側で汲み上げて、水質を確認した上で海に排水する地下水バイパスを2014年5月より運用開始しました。汲み上げた地下水については一時貯留タンクに貯留して放射能濃度を測定し、運用目標未満であることを確認しています。
また、分析結果の客観性を確保するため、第三者機関においても放射能濃度の分析を行っています。

セシウム134 セシウム137 全ベータ ストロンチウム トリチウム
一時貯留タンクにおける運用目標 1Bq/L 1Bq/L 5Bq/L - 1500Bq/L
(参考)告示濃度限度 60Bq/L 90Bq/L - 30Bq/L 60000Bq/L
WHO飲料水ガイドライン 10Bq/L 10Bq/L - 10Bq/L 10000Bq/L

地下水バイパスの取り組みの概要や運用状況、関連資料等は、こちらをご覧ください。

揚水井の分析結果 位置図はこちら 最高値はこちら
2日4日6日9日11日13日16日18日20日23日25日27日30日
一時貯留タンクの分析結果
7日13日20日27日27日(詳細)
加重平均サンプルの分析結果
27日(9月分)
排水に関する分析結果 位置図はこちら

最新データは2024年9月28日です。

地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果
1日8日15日22日29日

2023年3月31日以前の報道配布資料についてはこちらをご確認ください。

タンクの水漏れに関するモニタリング

2013年8月に発見したH4エリアIグループNo.5タンク底部フランジからの漏えいや、2013年10月の、B南エリアタンク(B-A5)上部天板部からの滴下、および2014年2月に発生したH6エリアC1タンク上部天板フランジ部からの漏えい事象を受けて、その影響をモニタリングするため、福島第一原子力発電所南放水口付近、福島第一原子力発電所構内排水路、H4エリアタンク周辺のサンプリングを継続して実施しています。

H4エリア周辺観測孔 位置図はこちら 最高値はこちら
7日14日21日28日
H6エリア周辺観測孔 位置図はこちら 最高値はこちら
7日14日21日28日

※南放水口・排水路

 2018年9月以降の南放水口・排水路の分析結果については、掲載箇所を見直しました。
南放水口付近の分析結果はこちら、排水路の分析結果はこちらをご覧ください。

1~4号機タービン建屋東側および港湾のモニタリング

地下水の放射性物質の発生源、拡散の状況確認、海洋への影響の有無を監視するため、1~4号機タービン建屋東側の地下水および港湾の海水に含まれる核種分析を行っております。

位置図はこちら 最高値はこちら
1日2日3日4日5日(最高値あり)6日7日8日9日10日11日12日13日14日15日16日17日18日19日20日21日22日23日24日25日26日27日28日29日30日

2023年11月6日より、福島第一原子力発電所港湾外の海水核種分析結果については、掲載箇所を見直しました。こちらをご覧ください。(海水の項目に掲載したpdfファイル)

福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータ

事故時のフォールアウトの影響で汚染されたタービン建屋の屋根等を通った雨水が排水路に流入することから、各排水路のモニタリングを継続して実施しています。

位置図はこちら 最高値はこちら
1日2日3日4日5日6日7日8日9日10日11日12日13日14日15日16日(最高値あり)17日18日19日20日21日22日23日24日25日26日27日28日29日30日

2024年4月1日から、「最高値はこちら」へ、D排水路を追加しました。

福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果

事故時のフォールアウトの影響で汚染されたタービン建屋の屋根等を通った雨水が放水路に流入することから、各放水路のモニタリングを継続して実施しています。

位置図はこちら
1日3日6日8日10日13日15日17日20日22日24日27日29日

地下貯水槽に関する分析結果

2013年4月に発生した、地下貯水槽の貯留水が外部に漏えいした事象を受けて、地下貯水槽の脇に設置してある漏えい検知孔や、その周辺の観測孔の地下水を分析し、周辺への影響をモニタリングしています。
なお、地下貯水槽からの漏えい量は、その後20~30リットル程度であると評価されました。

その他のサンプリング

雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水散水に関するサンプリング

タンクエリアの堰内に溜まった雨水は、淡水化装置(逆浸透膜式)などを用いて浄化処理を行った後、2014年5月より福島第一原子力発電所の構内において散水しております。散水の影響を確認するため、処理した水(散水)や散水場所の空気中の放射性物質の濃度、周辺の空間線量率について分析を行っております。最新データは2016年6月14日です。

1~4号機建屋周辺地下水の詳細分析結果

福島第一原子力発電所1~4号機建屋に隣接している井戸(サブドレンピット)の浄化試験をした結果、ピット内の溜まり水から放射性物質が検出されています。その流入経路としてフォールアウトの可能性があることから、新たに1~4号機建屋周辺に観測井を設置し、フォールアウトの影響について確認することとしています。最新データは2014年10月1日です。

水処理設備の分析結果

1日29日

魚介類・海藻類の分析結果
<福島第一原子力発電所20km圏内海域>

事故発生当時、タービン建屋地下の高濃度汚染が地下トレンチなどを経由して港湾内に流出したこと等を受けて、セシウム等の魚介類への影響やその経過を確認するために、港湾内をはじめ、発電所の周辺20km圏内で採取した魚介類の分析を実施しています。
多核種除去設備等処理水に関する政府の基本方針に従い、トリチウムを中心とした拡散状況や海洋生物の状況を今後継続して確認するため、2022年4月から魚類、海藻類のモニタリングを強化しています。具体的には測定点、測定対象、測定頻度を増やし、検出限界値(検出下限値)を国の目標値と整合するように設定しています。詳しくはこちらをご覧ください。

位置図はこちら