インドネシア「パイトン火力発電所・増設プロジェクト（パイトンIII・プロジェクト）」に関する融資契約の締結について
平成22年３月８日
東京電力株式会社
当社は、三井物産株式会社等とともにインドネシア・ジャワ島東部でのＩＰＰ事
業（パイトンＩ・プロジェクト）に、プロジェクト事業会社「パイトン・エナジー
社」への出資を通じて参画しておりますが、本日、同社が、国際協力銀行および市
中銀行８行との間で、総事業費約1,519百万米ドルのパイトン火力発電所・増設プ
ロジェクト（パイトンIII・プロジェクト）に関して、総額約1,215百万米ドルの融
資契約を締結いたしました。
このプロジェクトは、インドネシア国有電力会社が、同国の電力需要の増加を踏
まえ、平成19年に入札を実施した案件で、パイトン（同国第２の都市スラバヤから
南東に約150km）において、新たに火力発電所（出力81.5万kW）を建設し、平成20
年８月に締結した電力長期販売契約に基づき、営業運転開始から30年間にわたりイ
ンドネシア国有電力会社に電力を販売いたします。（平成20年８月４日お知らせ済）
このたびの融資契約締結に先立ち、平成20年８月に建設工事を開始しており、平
成24年４月の営業運転開始に向けて順調に進捗しております。
なお、当社は現地に技術者を派遣し、建設工事の品質管理や工程管理などの技術
支援も行っております。
当社は、平成17年６月より、インドネシアにおけるＩＰＰ事業に参画しておりま
すが、これらのプロジェクトを通じて、今後も高い電力需要の増加が予想されるイ
ンドネシアにおける電気事業の発展に貢献できるものと考えております。
また、インドネシア国有電力会社への電力長期販売により、安定した収益も期待
できるとともに、当社の技術力や運転ノウハウを活用できるものと考えております。
当社は、今後とも、電気事業で培ってきた経営資源を活かし、海外でのビジネス
チャンスの発掘による新たな成長・発展に向け、海外事業に積極的に取り組んでま
いります。
以 上
添付資料
・別紙：
プロジェクトの概要（PDF 53.6KB）
・参考：
インドネシアの電力事情（PDF 10.8KB）
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