インドネシア「パイトン石炭火力発電所・増設プロジェクト(パイトンIII・プロジェクト)」に関する電力長期販売契約の締結について
〜インドネシア国有電力会社との間で電力長期販売契約を締結〜
平成20年8月4日
東京電力株式会社
当社は、三井物産株式会社等とともにインドネシア・ジャワ島東部でのIPP
事業(パイトンI・プロジェクト)に、プロジェクト事業会社「パイトン・エナ
ジー社」への出資を通じて参画しておりますが、本日、同社が、インドネシア国
有電力会社との間で、新たに「パイトン石炭火力発電所・増設プロジェクト(パ
イトンIII・プロジェクト)」に係る電力長期販売契約を締結いたしました。
このプロジェクトは、インドネシア国有電力会社が、同国の電力需要の増加を
踏まえ、昨年、入札を実施した案件で、パイトン・エナジー社が独占交渉権を獲
得し(平成19年8月20日お知らせ済)、協議を続けてきたものですが、このたび、
契約条件について合意に至り、電力長期販売契約を締結したものです。
このプロジェクトでは、インドネシア・パイトン(同国第2の都市スラバヤか
ら南東に約150km)において、新たに石炭火力発電所 (出力81.5万kW)を建設し、
営業運転開始(2012年を予定)から30年間にわたりインドネシア国有電力会社に
電力を販売いたします。プラント建設費用を含めた本プロジェクトの総事業費は、
14億米ドル程度となります。
当社は、平成17年6月より、日本の電力会社として初めてインドネシアにおけ
るIPP事業に参画しておりますが、これらのプロジェクトを通じて、今後も高
い電力需要の増加が予想されるインドネシアにおける電気事業の発展に貢献でき
るものと考えております。また、インドネシア国有電力会社への電力長期販売に
より、安定した収益も期待できるとともに、当社の技術力や運転ノウハウを活用
できるものと考えております。
当社は、今後とも、電気事業で培ってきた経営資源を活かし、海外でのビジネ
スチャンスの発掘による新たな成長・発展に向け、海外事業に積極的に取り組ん
でまいります。
以 上
添付資料
・別紙:プロジェクトの概要(PDF 54.7KB)
・参考:インドネシアの電力事情(PDF 13.1KB)
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